ねぇ、どうですか?地底の声の語りが、あまりにも長すぎると思いませんか?―その場を想像してください。
~1780年11月29日付、ミュンヘンよりモーツァルトからレオポルト宛
高橋英郎著「モーツァルトの手紙」 )P266





歌劇「イドメネオ」初演に対してヴォルフガングが父に

宛てた手紙の一節です。

これに対し高橋英郎氏はいかにモーツァルトの才能が

優れたものであるかを父レオポルトとの比較の中で論じ、

次のような興味深い言及をしています。


文章にせよ、語りにせよ、長いということは「詩」の欠如であり、知識の自慢であり、一種の老化現象である。
P267


話が長くなるのは老化現象だと。(笑)

要は、話が長いのは想像力の欠如であると言い換えることも

できるでしょう。





例えば、日常講義やワークショップで若者に接していて、

彼らに対して僕が感じることも「イメージングの不足」であったりします。

こうしたらどうなるのだろうというイメージができないから

結果的に問題を起こしたり、

どうすれば解決するのだろうとじっくり考えることをしないで、

すぐに匙を投げてしまう。





とはいえ、そのことは何も若者に限ったことではありません。

「想像力」というのはひょっとすると現代人が「便利さ」を代償に

失ってきたものともいえるのかもしれません。

平気で人を傷つけたり、残酷な犯罪を起こしたり・・・。

それほど大袈裟でなくても、例えば今書いている記事。

ついつい僕も文章が長くなる、話が長くなる。(笑)





いかに端的に、わかりやすく話ができるか?

それは結局、発信する側がいかに想像力、直感、直観を

取り戻し、相手を理解し、想って伝えることが

できるかによるのだと思います。





大いなる気づき。

日々勉強です。

ありがとうございます。




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