サイバーエージェントの藤田社長の
ブログ記事
を読んで思いました。
コミットメントと全体観。
この2つは組織の成長上とても重要で、
両方欠いてはいけないものですが、
そのバランスをとることが難しいと。
しかも2つの力は足して10になるんですよね。
つまり、どちらかが強くなればどちらかが弱くなる。
で、結論は、どちらを優位にするかというと
藤田さんですらコミットメントだと言っています。
ということは、どうしてもバランスが取れないということです。
現在の社会システムにおいては。
よく考えると社会そのものも人間の作ったものであり、
もっというなら「思考の産物」です。
競争に勝たなければいけない、負けてはだめだ、
というのは人間のある意味思い上がりのようなものでしょうか。
記事を読んで「なるほど!」と一瞬思ったものの、
「何かが違う」と直感しました。
少なくともこれまでの規範でいくとそれでいいのでしょうが、
これからの時代はそうじゃないという気がしたのです。
ここには「利己」と「利他」という意識の問題が横たわります。
そもそも「利己&利他」という思考は、
分離感から来てるものなんですよね。
そう、自と他を区別する分離感。
ひとりひとりこの「分離感」を手放すことが重要なんでしょうね。
つまり、かつては誰もにあった「一体感」「つながり感」
を回復すること。
私はあなたであり、あなたは私であるというつながり感。
人を幸せにするためにまずは自分が幸せにならなきゃ、
ではなく、すべてがひとつで、みんなが幸せであるという一体感。
頭でわかっても現実にはなかなか難しいという方が
多いのですが、取り戻せますね、その感覚は。
体感でわかります。
それともうひとつ、「足るを知る」ということでしょうか。
これも利他の区別、すなわち「分離感」がある以上、
頭で理解しても本当にはわかりません。
例えば、人は誰でも成功したいと思います。
あるいは幸せになりたいと思う。
しかし、「成功したい」という思いには
「今は成功していない」という前提があるゆえ
「成功していない」ことに無意識に思考がフォーカスされるのです。
そうではなくて、「いますでに成功している」「幸せである」
という現在進行形の思考をいつも心掛けることが
大事だということです。
何だかきれいごとのように思えるでしょうが、
世界は少しずつそういうモードに入っているように
思います。
大事なのはそのことに「気がつく」ことだと思うのです。