昨日、イザベル・ファウストのバッハを聴いて思いました。

バッハの音楽には聖俗が同居し、

つまりそこにはきれいなものも汚いものもあり、

あるいは、明るいものも暗いものも

善なるものもの悪なるものも表現されており、

すべてを包み込んでいるんだと。

そういう音楽を創って聴かせてくれたファウストがそもそも凄いのですが。





なるほど、生きとし生けるものに上も下もない。

すべてには長短あり、陰陽あり、黒白あり。

完璧というものが存在しない限り、

白い時もあれば黒い時もある。

自分のことしか考えない時もあれば、

心底他人のことを想う時もある。

エゴに染まる時もあれば愛に溢れるときもある。





そう、居直りではなく、開き直り。







知ったかぶりをして人生の、いや、宇宙の優等生になる必要などない。

全部を飲みこむ、そういう「包容力」こそが全知全能ということでしょうか。