本日、とある大学での講義でした。

業界や職種研究のとっかかりのための

3年生向け講座でしたが、出席者は先週の3割ほど。

前回、業界研究の宿題を出したことが

そんなに重荷だったとは!!


一瞬驚きましたが、しかしよく考えると、

自分が大学3年生の頃同じ状況できちんと

出席できたかどうか考えると微妙な思いになりました。



ところで、昼間、恒例のトリートメントを受けていました。

そこでいただいたメッセージの一部・・・。


(前略)
ワタシは境界線がない。
ワタシは性別も年齢も名前も肩書きもない。
他も何一つ名前はない。整理するために人間が勝手につけたもの。

(後略)


首肯。



上記は僕がいつもZERO で皆様に体感いただいていることであるのに、

いざ大学では「業界、業種」、あるいは「職種」という

縦割りの、人間が便宜上決定したジャンル分けに

こだわって教えてしまっている
ことに

あらためて気づきました。

もちろん講義の中では業界と業界は本来はつながっている

と必ず注釈はつけますが・・・。



それにしても不思議。

今や大学では学問の縦割りがおかしいということで

全ジャンルを遍く学ぶ学部が増えつつあるのに、

就職活動においてはいまだに縦割りの考え方でもって

学生に対峙していた
ことに我ながら

驚きを隠せないのです。



少し教え方のスタンスを変えないとです。

いわゆる「常識」というのは、

場所が変われば、

あるいは時代が変われば、

「常識」として通用なくなります。


「常識」も人間が勝手な都合で作ったものですから。



僕たちの「常識」と

30歳も離れた若者の「常識」では温度差があって当たり前。



人間はやっぱり「概念」、「枠」に支配されて生きている

ということを再確認した素敵な一日でした。

日々実り多いです。ありがとうございます。