僕が体感的に知る「全体観」というものを
理論的に説明してくれる良書とでもいうのでしょうか。
久しぶりに再読始めました。
まずは第1章&第2章のポイント。
ビジネスや人間によるそのほかの企てもまたシステムである。それらも相互に関連する行動が織り成す、目に見えない構造でつながっており、互いへの影響が完全に現れるまでには何年もかかる場合も多い。
P39
これまで欠けていたのは、個人のビジョンを共有ビジョンにつなげるためのディシプリン―つまい、「料理のレシピ」ではなく、一連の原則や基本理念―だ。
P43
真の学習は、「人間であるとはどういうことか」という意味の核心に踏み込むものだ。学習を通じて、私たちは自分自身を再形成する。学習を通じて、以前には決してできなかったことができるようになる。学習を通じて、私たちは世界の認識を新たにし、世界と自分との関係をとらえ直す。学習を通じて、私たちは、自分の中に在る創造する能力や、人生の生成プロセスの一部になる能力を伸ばす。私たち一人ひとりの中に、この種の学習に対する深い渇望があるのだ。
P50
「つながっている」という前提、そしてその「糸」が目に見えないものだ
ということを忘れてはなりません。
目から鱗が落ちた一文。
たいていの場合、積極的に見えても、実は受身なのである。(中略)真の積極策は、私たち自身がどのように自身の問題を引き起こしているかを理解することから生まれる。
P61-62
これは実に意味深い言葉です。外に問題を見つけようとするうちは
積極的でないと。しかも、「仮我」でなく「真我」でとらえない限りは
いつまで経っても根本解決にはつながらないと。
さらに、
私たちにとって最善の学習は経験を通じた学習なのだが、多くの場合最も重要な意思決定がもたらす結果を私たちが直接には経験できなにいのだ。
P63
なるほど確かに。原因から結果までのプロセスには相応の
時間を要するということです。つまり、今目の前に起こっている
「結果」の原因は、何十年も前のものであったり、極端に言うと
前世からの因縁だったりするということです。
歴史を繙くことの重要性、あるいは、自身の「過去」を徹底的に
振り返ることの重要性、ここにありです。
問題のある組織と同様、問題のある文明の中にいる大部分の人々は、あらゆることが少しおかしいと感じるのだが、彼らの本能が命じるのは、今までのやり方を疑うことではなく、そのやり方を今まで以上に強く守ることなのだ。
P69
壊すこと、捨てることを恐れるな・・・、ということですね。
英治出版
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