月に1度、とある場所でカウンセリング・セッションを
持っているのですが、多くの人は「未来」のことを知りたがります。
要は、選択をどちらにすればいいのか、と。
で、よくよく突っ込むと大抵の場合「どうしたいか」決まっています。
「やりたいようにやる」、「直感で動く」というのが
最も正しいのではないでしょうか(自己責任ですが)。
ところで、話は変わりますが、
しばらく「赤い楯」の面白さにはまっております。
気になる箇所をメモ。
ユダヤ人には農業が禁じられていたため金貸しになるほかなく、一方、借り手であるキリスト教徒はその借金を帳消しにするためたびたびユダヤ人虐殺に走った。ユダヤ人を殺した多くの動機が、宗教ではなく、財産の没収にあったのである。・・・このユダヤ人迫害の指導者となったのが、驚くべきことに宗教改革で知られるマルティン・ルター、あの”ルーテル・アワー”のルターであった。彼の提案は、アサールによれば以下の通りであった。
―まず第一に、ユダヤ人のシナゴーグや学校には火を付けること。・・・第二に、彼らの家も同じく取り壊すこと。・・・第三に、祈禱書やタルムードもすべて取り上げること。・・・第四に、ラビがユダヤ教を講ずるのを禁止すること。これを守らぬならば、命を奪うこと―
信じ難い提案はまだまだ続くが、「神は、罪人を求めてこれを赦す愛と恵みの神である」という福音を発見したとされるルターの言葉がこれであった。何より、ルターの父親ハンスが銅の精錬業者であったことに、その動機を求めればよいのであろうか。その背景には、カトリック教徒の高僧が女遊びなどに堕落の限りをつくし、一方ではユダヤ人のわずかひと握りの支配者集団がその資金を支えていたため、ルターらのプロテスタント新興勢力が怒りをユダヤ人に向けたという事情もあった。
(上巻P457)
どちらも正しい。まさに矛と矛とのぶつかり。
「愛」なる言葉が上っ面のものになってしまいます。
「枠」をつくった時点で全てが水泡に帰す、そして堂々巡り。
しかしながら、これが人間の歴史というものなのでしょう。
パレスチナ問題の根源は、”ヨーロッパ人”によるユダヤ人迫害にあった。このヨーロッパ人の責任が、アラブ人から土地を奪取することによって中東に転嫁されたことに源がありながら、そのヨーロッパ人が口をつぐんでいるのは、不思議な沈黙である。・・・
イスラム教徒ユダヤ教の対立、あるいはアラブ民族とユダヤ民族の死闘、これはそのあとに生まれた結果であり、中東紛争の原因ではない。
(上巻P499)
「クラウド・アトラス」 でソンミ451の言う「視点が真実を見えなくしてしまう」
という言葉があらためて浮かびます。
ひょっとするとこの「赤い楯」という書籍ですら広瀬氏の視点を介しているので
真実とはいえないかもしれません。
持っているのですが、多くの人は「未来」のことを知りたがります。
要は、選択をどちらにすればいいのか、と。
で、よくよく突っ込むと大抵の場合「どうしたいか」決まっています。
「やりたいようにやる」、「直感で動く」というのが
最も正しいのではないでしょうか(自己責任ですが)。
ところで、話は変わりますが、
しばらく「赤い楯」の面白さにはまっております。
気になる箇所をメモ。
ユダヤ人には農業が禁じられていたため金貸しになるほかなく、一方、借り手であるキリスト教徒はその借金を帳消しにするためたびたびユダヤ人虐殺に走った。ユダヤ人を殺した多くの動機が、宗教ではなく、財産の没収にあったのである。・・・このユダヤ人迫害の指導者となったのが、驚くべきことに宗教改革で知られるマルティン・ルター、あの”ルーテル・アワー”のルターであった。彼の提案は、アサールによれば以下の通りであった。
―まず第一に、ユダヤ人のシナゴーグや学校には火を付けること。・・・第二に、彼らの家も同じく取り壊すこと。・・・第三に、祈禱書やタルムードもすべて取り上げること。・・・第四に、ラビがユダヤ教を講ずるのを禁止すること。これを守らぬならば、命を奪うこと―
信じ難い提案はまだまだ続くが、「神は、罪人を求めてこれを赦す愛と恵みの神である」という福音を発見したとされるルターの言葉がこれであった。何より、ルターの父親ハンスが銅の精錬業者であったことに、その動機を求めればよいのであろうか。その背景には、カトリック教徒の高僧が女遊びなどに堕落の限りをつくし、一方ではユダヤ人のわずかひと握りの支配者集団がその資金を支えていたため、ルターらのプロテスタント新興勢力が怒りをユダヤ人に向けたという事情もあった。
(上巻P457)
どちらも正しい。まさに矛と矛とのぶつかり。
「愛」なる言葉が上っ面のものになってしまいます。
「枠」をつくった時点で全てが水泡に帰す、そして堂々巡り。
しかしながら、これが人間の歴史というものなのでしょう。
パレスチナ問題の根源は、”ヨーロッパ人”によるユダヤ人迫害にあった。このヨーロッパ人の責任が、アラブ人から土地を奪取することによって中東に転嫁されたことに源がありながら、そのヨーロッパ人が口をつぐんでいるのは、不思議な沈黙である。・・・
イスラム教徒ユダヤ教の対立、あるいはアラブ民族とユダヤ民族の死闘、これはそのあとに生まれた結果であり、中東紛争の原因ではない。
(上巻P499)
「クラウド・アトラス」 でソンミ451の言う「視点が真実を見えなくしてしまう」
という言葉があらためて浮かびます。
ひょっとするとこの「赤い楯」という書籍ですら広瀬氏の視点を介しているので
真実とはいえないかもしれません。