全体観をどうやって体得するのか?


「全体から見る」カギは、既存の見方を保留するだけでなく、見えるものの背後にある生成過程へと意識を「転換する」能力を磨くことである。
(P60)

意識を「源」へと転換すると、共感が起きる。だが、それだけにとどまらない。見る側と見られる側の境界が消滅した時、深い一体感が得られるだけでなく、変化の感覚が研ぎ澄まされる。
(P61)


では、「転換する」能力をどうやって磨くのか?


組織を「全体」から見るのはむずかしいと思うかもしれないが、自分たちがつくり出している文化にもっと目を向け、好奇心を持つことが第一歩となる。

その出来事が起きた時、自分がどう感じ、何を考えたのか、想像力を駆使して再現してみる。それを同僚に話したり、ノートに書いたりするのも役に立つだろう。(中略)
つぎに、他の参加者の立場を想像する。自分と似ているのはどこで、違っているのはどこか。何人かの参加者の立場になってみる。このように視点を変えると他の人の気持ちや考えがわかるように思えるが、実際には想像力を駆使して、自分自身の気持ちや考えの微妙な部分を探っているのである。

(P68)

習慣的な見方を「保留」するには、内面の動きが必要であるように、視点を「転換」し、全体から見る能力を開発するには、精神的な鍛錬が必要である。なかでも、心を静め、主体と客体という厳密な二元論を超える能力を磨くことを目的としているのが瞑想法である。
(P69)

カバット・ジンは「わからない状態」に耐えることが必要であり、「何かを知ろうとするのではなく、ただ心を静め全体を意識する」ことが重要だと述べている。これこそ、転換の内面の変化である。そしてこれは、多くの経営者の心の状態と正反対といえる。
(P72)


ここでは、瞑想法の重要性が挙げられています。精神的鍛練という意味では

まさにその通りでしょう。

一方で「真の対話」、それを僕は「ZERO」と呼んでいますが、「ZERO」による

コミュニケーションによって変化の感覚が研ぎ澄まされることは

これまでの経験から間違いありません。