やつは突然やってきた
突然でもないか
だって、かれこれ20年来の付き合いだから
やつは、地元を離れて1年経ったころに忍び寄ってきた
それまでは、やつの悪行をまるで他人事のように見ていた
それから数年はやつの存在を無視し続けた
どうしても認めたくなかったから
しかし、次第に
もしかしたら、私も実は無関係ではないのか？
そんな風に思いはじめ・・・・
娘を妊娠した時も、やつのせいで流産してしまわないかという
大きな不安に悩まされた
それでもまだ私は悪あがきを続けてやつの存在を認めようとはしなかった
負けたくなかったから
でも、敗北をどうしても避けることはできなかった
50回近い連続のくしゃみに、呼吸をすることができなくなったから
そう、やつはにっくき
スギ花粉
これはもう敗北を認めるしかなかった
その頃父も既に10年以上花粉に苦しめられていて
花粉の時期になると、鼻水に涙を流して苦しんでいる姿は見ていたし
夫も慢性鼻炎だったから、鼻炎の症状は身近で嫌というほどみてきたいたので
さすがのこれ以上は無視できないな・・・と。
遺伝とは怖いもので、娘の美咲も幼稚園児の頃から花粉症との戦いを始めていて
とうとう、滲出性中耳炎になって病院通いをすることになった
私も、この戦いは毎年2月の初旬から5月連休くらいまで
2か月半は続くことを学習したので6年ほどまえからは薬のお世話になることに
洗濯物も外には決して干さず、一日一錠の薬も欠かさずに続けることで
やつとの戦いは、驚くほど楽になりました
今年は症状が出る前から薬を飲み始めて、3週間近くたちました
今日のこの春の陽気に花粉大爆発？夕方から鼻が詰まり始めて喉の奥が痒くなり
くしゃみも連発
とうとう、きたか・・・スギさんよ～
はぅ～、これから5月まで戦いが始まるのか・・・
薬は寝る前に飲むことにしているので、朝の起き掛けのくしゃみをすることはなくなりました
交感神経と副交感神経の切り替えの時に、くしゃみが出始めるんだっけ？
でも、薬を飲んでいるとはいえ、完璧には花粉との関係はきることはできない
さ、今年もやつと上手く付き合っていきますかっっっ