「メガネは視力を補正するもの」——まずはこれが第一です。
ですが、どんなに良い度数のレンズを作っても、かけ心地や位置がズレてしまっては意味がありません。
実は、私たち眼鏡屋のフィッティングは「お顔に合わせる前(商品選び)」から始まっています。
お客様のお顔立ちやファッション、お好み、ライフスタイルまでトータルで考慮し、「どんなフレームとレンズの組み合わせが一番快適か?」を考えてご提案する——ここがフィッティングの第一歩なのです。
今回は、そんなメガネの調整(フィッティング)について、私たちが大切にしているプロのこだわりをお話しします。
1. レンズの位置と角度を合わせる(これで9割決まります!)
メガネを組み立てたら、次はいよいよお顔に合わせた調整です。 まずは顔の正面や横からの見え方・位置を整えます。
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アイポイント(目とレンズの位置関係) かけたときにレンズの正しい位置に目が来るよう、鼻あて(クリングス)の高さを調整します。実は、クリングスを少し下げる方向に調整すると良い結果になることが多いのですが、ここを細かく調整していないお店も意外と多いポイントです。
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鼻パッドの当たり具合 鼻筋の下側の少し膨らむ位置に、軽く添わせるようにパッドを開きます。こうすることでメガネが安定し、鼻への不快な圧迫感や跡がつくのを防げます。
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適切な距離と角度の目安
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目とレンズの距離:約12mm
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前傾角(前への傾き):約10度
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そり角(フレームのカーブ):約5〜10度
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※これらの数値はあくまで「目安」です。お顔の形も違えば、選ぶフレームもレンズの度数も十人十色。無限のパターンがあります。だからこそ、最終的には数値を鵜呑みにせず、プロの「目視」でしっかり確認することが最も重要なのです。
ここまでしっかり調整できれば、フィッティングは9割方成功です!
2. 耳にかかるテンプル(つる)の調整(残りの1割!)
最後の仕上げは、耳の後ろに添うテンプル(つる)の調整です。
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曲げ始める位置は「耳のいちばん上」 横から見たとき、耳の一番上の部分から曲げ始めます。これより手前(レンズ寄り)で曲げてしまうと、メガネを「耳に引っ掛ける」状態になり、耳の上や後ろが痛くなってしまいます。
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先端は耳の後ろにピタッと添わせる テンプルの先端が、耳の後ろのラインにちょうど沿うように調整します。
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2点で均等に「軽くなじませる」 「耳の上の曲げ始め」と「耳の後ろの先端部分」の2箇所が、同じくらいの力で優しく肌に触れている状態がベストです。どちらかが浮いてしまうとメガネが不安定になります。
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髪の毛を挟まないこと! 実は、メガネは耳に引っ掛けるのではなく「テンプル先端と肌との摩擦」で固定されています。間に髪の毛が挟まると摩擦が減って滑りやすくなってしまうため、ここも要チェックです。

このすべてのチェックをクリアして、はじめて「完成」となります!
「最近メガネがズレる」「耳の後ろが痛い」「鼻に跡がついて辛い」という方は、ぜひ一度ご相談くださいね。