銘柄を探していて、モック(2363)に目が止まりました。 ここ1年での
下落率に何故だ?と興味を持った訳です。
2005年 4月28日 に高値81万を付けますが、同年6月に下方修正と
第三者割り当て増資のダブルパンチが発表される事を事前に察知した
誰かが売り抜けているかの様に下落しています。
なんと、高値を付けてから、約2ヶ月で60%も株価が下落しているのです。
同年6月13日に安値33.3万まで行きます。
ここまで下落すれば底かも? と思う人は多いと思いますが、同年10月に
禁断の呪文 『MSCB』 の発表です。 株主殺しの呪文なんです。
発行額が多ければ多いほど株主は苦しい展開です。
そんな状況の中でも、株価は30万円台で踏ん張っていまたが、2006年
1月中旬に起きた 『ライブドアショック』 で株価は半分の価格まで落ち
ます。 追い討ちを掛ける様に同年2月 『下方修正』 が出ます。
が、これで悪材料出尽くしとの感じだったのでしょうか? これ以後株価
は下落の勢いを弱め、15万円を切ること無く推移していきます。 あとは
日経平均が上値を追えば連れ高か? と思いきや同年4月中旬、日経平均は
弱い様な強い様な展開が繰り返され、株価の援護にはならず、15万を切り
新たな下落が始まります。
そして、株価は10万円を切るか切らないかという攻防戦に入るのです。
ここで援軍(好材料)が欲しいところに、モックは期待に応えてくれるの
ですっ!! 同年4月28日に援軍が・・・?
なんと、新たに 『MSCB』 の発表です。 援軍ではなく、株主に
トドメを刺しに来たのですっ!!株価は総崩れとなり、防衛線
の10万円はあっさり消えたのでした。 現在の株価は9.17万円です。
ここまでの下落率は約88%です。モックの抱える有利子負債はまだまだ
ありますので、今回のMSCBでも全然資金が足らないので、モック本体の
経営手腕の見せ所ですが、MSCBを発行する事が既に末期なので、株価が
上昇に転じるには時間がかかると思います。
3回目のMSCBが無いことを祈ります。何だかこの流れは、Icf(4797)や
フォーサイド(2330)に似ていますね。
しかし、MSCBを発行したからといって、発行した会社が全て資金難という
訳ではないので、誤解の無いようにお願い致します。良い会社もあります。