夏休みの旅行として函館に行ってきた。

 

函館を選んだ理由は、長女が「はやぶさに乗りたい」「北海道に行きたい」と言ったからだ。函館自体に目的があるわけではないが、避暑も兼ねて楽しめれば良いと考えた。

 

しかし、予想外に自分自身も楽しめた。函館という街は意外に奥が深かった。

 

何より、「はこだてみらい館」は最高だった。最新の映像で体を動かしながら楽しむ(映像の動物と競争する)など、小学校低学年の娘にはちょど良い遊び場だった。さらに、室内の遊具施設も網に登るなどからだを目一杯動かせるものだった。これが公共施設としてあるのだからすばらしい。推測するには、北海道は外で遊べない期間が長いから室内という発想になるのかもしれない。しかし、暑さで外で遊んでいる場合ではない関東でも同じ流れになるだろう。

 

おもてなしも感じることができた。泊まったホテルは、施設は古いがおもてなしが素晴らしいと評判のところ。実際に、宅配便を指定時間外に送らせてもらえるか頼んだら、スタッフさんが協力して叶えてくれた。それ以外にも、常に笑顔で案内してくれ、部屋には手書きのお手紙も添えられていた。なかなか自分にはできない芸当である。おもてなしの心は学ばなければならないと痛感した。

 

素晴らしいビジネスにも巡り会えた。ラッキーピエロだ。函館市内「だけ」に展開しているハンバーガー屋さんだが、ハンバーガーだけでなくオムライスやカレーなど、大盛り系のメニューが盛沢山だった。しかも、おかしやおつまみ、果てはTシャツに至るまで、様々なグッズを展開していた。まさに地元密着型の企業だ。店内の様子も独特で、壁に宗教画のようなものがかかっていたり、天井に天使が飛んでいたりした。オーナーはキリスト教系か。「我が道を行く」が強く感じられた。

 

総じて、大変良い旅行になった。その他、バター作り体験なども新鮮で良い時間となった。タクシーで移動したが、運転手さんのおもてなしの違い(格差)も強く感じ、おもてなしについては改めて考えさせられる機会となった。

 

やっぱり旅行は良いものだ。