経営者として会社の理想は、社長がいなくても経営が回ることだ。そして、それを達成するためには経営が自動的に回るシステムを作り上げなければならない。これがビジネスモデルだ。
 
ただ、社長一人の会社ということになると、さすがにそうはいかない。自分は経営者であると同時に、使用人でもある。使用人はシステムに欠かせない歯車だから、回るのを止めるわけにはいかない。
 
使用人としての自分の役割は、株式投資アドバイザーだ。これこそがこの会社の強みであり、決して妥協したくない。(もちろん、最終的にはコンピューターに置き換わる可能性は否定しないが。)
 
それならば、一人会社の社長が楽をするためには、経営の仕事を少しでも自動化しなければならない。
 
もちろん、設立当初から意識していることではある。経理はクラウド会計でクレジットカードと連携し、顧客の入金もクレジットカードの継続支払いだ。マーケティングはホームページで行うし、そのまま契約までは自動でできる。これだけでもかなり楽だ。ツールを使うことにデメリットは見当たらない。
 
それに加えて、最近特に意識しているのは「餅は餅屋」だ。会計は、帳簿はつけられるものの、税金の処理まで自分でやっていたらわからないことが多すぎる。そこで、税理士をつけた瞬間に問題が一気に解決した。今はホームページを外注しようとしている。これも、最初自分でやって時間を取られたところだ。
 
他に時間を取られていいることといえば、マーケティングである。一番のマーケティングは文章を書くことだが、それをもっとうまく編集できればもっと効果を上げられるかもしれない。となると、次は腕利きの編集者やコピーライターを探さねばならない。
 
自分の好きなことをやっているからといって、仕事ばかりしていては本末転倒だ。そうならない専門家を交えたシステムを構築しなければならない。そうすれば、会社はまだ大きくできる。
 
「早く行きたければ1人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け。」