引越す前に通っていた美容室主宰のBBQに行ってきた。

お店の二人以外は初対面だったけど、毎度面白い人が集まり得るものが大きい。きっと店主の人柄がそうさせるのだろう。


一人はレスリング出身のガタイのいい好青年。年上だと思っていたら2つ年下だった。奥さんだと思っていた人も彼女だった。そこまで受け入れるお店の懐も深い。


店主の息子も来ていた。大学を辞めて悩んでいるそうで、話を聞いた。大学には周りに流されて行ったものの、やりたくないことはやはり辛い。

今はやりたいことを探すために何でもやったらいい、若い今だからこそできると、いっちょ前にアドバイスした。自分へのエールでもあるのだが。


一番心に残ったのは店主の古くからの友人の話。哀川翔似の兄貴って感じだが、その半生が壮絶だ。

奥さんを若くしてがんで亡くし、今は一人娘のシングルファザー。奥さんは亡くなる前、本当に毎日が幸せだと言っていたらしい。そこに触れると一日一日を本当に大切に過ごそうという気持ちになるそうだ。

亡くなった奥さんも本人も、自分が悲しむと娘も悲しむから、決して悲しまないと心に決めた。娘さんも来ていたが、たくましそうな子だった。

そんなこともあってか、仕事もすごくできて、前職の保険会社では東京都でトップの営業成績を収めたそうだ。人のつながりは本当に大切にしなければならないというアドバイスを受けた。

臨床心理にも精通していて、相手の心は変えることができると言っていた。今はダメでも、ダメな理由を取り除いてあげればOKにすることだってできる。ただし、自分の心は変えてはダメで、強い芯を持たないといけない。


全く意図していなかったが、とても勉強になる会だった。

一期一会、今日一日があることに感謝しながら生きようと思う。