スマートに話すには

正直言って、自分は口下手です。話そうと思っていることがうまく伝えられずにフラストレーションがたまってしまうことがよくあります。話のテンポも良くならないので、面白さにも欠けます。

しゃべりの練習をすればいいのですが、なかなか時間もありません。そこで、まずは「あまりしゃべらずに」「スマートに伝える」にはどうしたらいいか考えることにしました。

1. 相手が望んでいることは何か考える

しゃべるというのは相手があることなので、求められていることを答えるのが一番手っ取り早いです。いくらうまくしゃべろうとも、相手が求めていないことであればコミュニケーションは捗りません。思ったことを何でも口にするのではなく、まず相手が何を望んでいるかを考えてから話し始めることが必要でしょう。

プレゼンでは事前に話す内容そのものを相手が求めていることに合わせなければなりません。また、その場の会話においては相手の話をよく聞き、文脈に合った回答をすることが必要になります。

2. 結論から話す

自分がよくやってしまう失敗に、完璧に説明しようとしてまず周辺事情を話し、結論に行く前に自分で何を話しているのかよくわからなくなってしまうということがあります。これは自分にとっても相手にとっても不幸です。

エレベータートークでよく言われることですが、まず結論を話すことです。理由付けを一回で完全に説明しきることは不可能と割り切り、結論のあといくつかの理由を挙げて説明します。これで少なくとも焦点がぶれることはありません。聞き手が分からないことがあればその後で質問を受ければいいのです。そして1のやり方に戻ります。

要は、「相手の関心に対する答えを確実に話す」ということです。これをすれば、話の幹は整います。あとは枝葉をどう飾るかなので、クリティカルな問題にはならないでしょう。よく心がけたいと思います。