人にものを頼むことが苦手です。その理由は、お願いするときに「迷惑にならないだろうか」「嫌われないだろうか」と考えてしまうからです。

昨日、MBAの授業の一環で飲食店の経営者にインタビューする機会があり、飛び込みで数件回ってみたのですが、「休日だから忙しい」とことごとく断られてしまいました。もう一人の自分が「ほれ見たことか」と言っているようでした。

しかし、僕は負けず嫌いです。この機会に苦手意識を克服しようと思いました。

相手があることなので、まずは相手の状況を考えなければなりません。相手が人からの頼みが嫌だと思う理由は以下のようなものがあります。

・面倒くさい、迷惑
・自分でなくてもできる
・その人に貢献したいと思わない

じゃあ逆に、やってもいいと思える状況はこのような感じでしょうか。

・自分にメリットがある
・頼りにされていると感じる
・その人のためになりたい

ここまで考えると、人にものを頼む時に何を心がければいいのかが見えてきます。すなわち

・相手のメリットを(何でもいいから)考えて、伝える
・相手でないとできない理由を伝え、気持ちよくなってもらう
・貢献したいと思われる人になる(Give and Take、感謝)

例えば、案件の仕事を他の部の人に依頼する時、これまで私がやっていたような「お忙しいところ申し訳ないのですが」「やっていただけないでしょうか」という台詞は封印します。そして、「あたなもこの大きな案件に関われる」「あなたにしかお願いできない仕事なんです」とお願いすることにします。

普段からの付き合いも大事です。同じように自分が依頼を受けたら、無理のない範囲で快く受けることにします。(もちろん、無茶なお願いはこっちから正します。)また、依頼を受けてもらった時には、とにかく感謝の意を伝えることにします。

こんな感じでまとめてみました。あとは実践あるのみです。