沖縄でヘリが墜落して騒ぎになっている。
http://www.asahi.com/national/update/0813/SEB201308130023.html

しかし、違和感があるのはこれにかこつけてオスプレイに反対している住民だ。オスプレイは事故が起きやすいということで反対されているが、今回の事故のようにオスプレイでなくとも事故が起きることは明白になった。

さらに言うと、オスプレイの事故率は実は低い。配備予定のオスプレイMV-22Bの10万飛行時間あたりの事故率は1.93であり、米海兵隊平均は2.45、今回事故のあったHH-60に至っては約4.5である。この結果だけを見ると、住民の安全を守るためには今の飛行機をどんどんオスプレイに置き換えた方が安全ということになる。

MV-22オスプレイ事故率について(防衛省)
http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/dep_5.pdf

ただし、事故で問題となっているのは同じオスプレイでもCV-22である。こちらは任務の特殊性と飛行実績が浅いことから13.47と高い事故率を示している。こちらについてはまだ十分な安全性が確保されたとは言い難い。したがって、活動家が行うべきことはMV-22Bの誘致とCV-22の配備反対だろう。