引き続き腰痛の治療法を探していたら、TMS理論というのにたどり着いた。これは、腰痛の原因は身体的な問題にあるのではなく、ストレスから血流が酸欠状態に陥り、実際は問題が生じていない部分に痛みが生じるというものだ。

なぜそういう事が起こるかというと、人間は無意識の内にストレスを抑制していて、ストレスに対する意識をそらすために腰やその他の関節が痛むというのだ。メカニズムはストレス性の潰瘍と同様である。

この痛みの特徴として、疼痛があり、痛みの場所が時々で変わるということだ。身体的な問題があるのなら、痛む場所はいつも特定されているはずだというのである。

つまり、腰痛は「気のせい」だったのだ。

この理論を用いた治療は、まずは腰痛が身体的な問題ではないことを理解することだ。腰に問題があると思い込む事によって、またその部位が痛くなるという悪循環に陥ってしまう。そして、痛みが発生したら「痛みは気のせいだ」と自分に言い聞かせる。実際これがかなり効いている感じがする。

そして、根本的な解決方法は、ストレスのチェックシートを作り、それを解決できる問題と解決できない問題に分けることだ。そうすれば、心が穏やかになるという。

以下では早速シチュエーションごとにストレスチェックシートを作ってみたい。○が解決可能、×が解決不可能なことである。実際にやってみると、前回エントリの「人生のフレームワーク」に近い。

■職場のストレス
×上司が意味の分からない発言をする
×会社の人が自分の思うとおりに動いてくれない
○ロジックに基づいた良い資料を作る
○周りの人の目を気にしない、認められる
△意味のない仕事をする
△早く帰る

■自己実現のストレス
○目標とのギャップ
○目の前にチャンスがあるのに動かないこと
×今すぐ動けないことへのいらだち
×今やっていることが全うだとは思っていない、あくまで勉強

■プライベートのストレス
○休みの日が充実していない
○人と会う機会が少ない

・・・いろいろ書こうと思ったけど、自分の場合多分「自己実現のストレス」が大きいんだなあ。

とにかく、しばらくはこれで治そうと思う。

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