息子が自閉症だと知らないまま、近所の幼稚園に入園させたあたし。
幼稚園の園長も先生たちもまさかこれから始まる息子の大変さがわからなかった(ーー;)
登園すると、上履きに履き替える。
この時点でもう上履きを履かない。
それから制服からスモックに着替える。
上履きを履かない奴がどうしてスモックに着替えるんだ??
出席帳にシールを貼る
そこまで行き当たらない(ーー;)
結局息子は担任ではないある1人の先生に無理やり押さえつけられ
上履きを履かされ、制服を引っ剥がされ、スモックをかぶされ
帳面にシールを貼らされ・・・・という押さえ込みを一週間された。
この行動が後々先生が先生を苦しめるとも知らずに・・・
結局、息子は時間をかければ出来るようになることも
全く拒否する態度を取る。
というか、いやな思い出でしかなく、出来なくなってしまった。
幼稚園での様子が他の子と違うので、どう接していったらいいのか療育機関で相談してみてほしい・・・といわれたのは入園して3ヶ月くらい経った頃。
当時、【第二教育センター】という名前の相談機関があり、そこへ一ヶ月一回通うことに。
そこでは子供と親が別々になり、子供の行動観察、親は相談と先生が二人体勢で相談に乗ってくれた。
あたしはもっぱら、幼稚園への愚痴となんで息子はこんななの?と言うこと事ばかり。
第二教育センターの先生は親身になって聞いてくれて、幼稚園にも直接電話をしてくれたりもした。
なんで、幼稚園で着替えることが出来ないのか
家から着てきた格好は本人にとっては【鎧(よろい)】のようなもので、
それを脱がされるのが不安なのかもしれない。
とにかく、変化が苦手だから、一度パターンが入ると出来るようになるけど
逆にいやな思いをしてしまうと、絶対やらなくなってしまうから、気をつけて。
あたしが疑問に思っている事をいろいろ応えてくれた。
そこへ行くと、あたし自身がとても落ち着いて、息子はこのままでいいんだ~と思えるのだが、
次の日幼稚園に行って、現実を突きつけられると、また落ち込む。
相談した様子を先生に行っても(担任ではない先生)
「よく分かりません」
この先生の言葉は一生忘れられない。
だめだ・・・この幼稚園(ーー;)
担任1人が一生懸命頑張ってくれても、結局周りの先生のサポートがないと、息子はどうにもならない。
このあと2年間、息子は雨が降ろうが風が吹こうが、あるときはブランコに一日中乗り、またあるときは一日中滑り台にのぼり、またまたある時は小石を水たまりに投げ入れる事に一日中没頭するようになる。
秋になり、転入してきた一つ下の子が【自閉症】だと言うことで
いろいろ相談に乗ってもらうと、いろいろ自閉症に関する資料をくれた。
「あれ?もしかして、この症状ってうちの子と同じだ・・・」
その時やっと、息子が自閉症かもしれない・・・と確信したのである。
そのあと、児童相談所に行き、療育手帳を発行してもらう。
結果はやっぱり【自閉症】【広汎性発達障害】【知的障害】
行動と気持ちが伴わず、2週間くらい友達に電話口でオイオイ泣いていた(ーー;)
うちの子が障害児?!
これからどうやって育てていったらいいの??
死んでしまいたい・・・
車を運転していても、あの電柱にぶつかれば死ねるかな・・・
息子の首を絞めたら死んじゃうかな?そのあと、あたしも死のう・・・
そんなことばかり考えていた(ーー;)
しかし、本来能天気なあたしのこと(^^)v
落ち込むだけ落ち込むと、【死んでしまったらおしまい。死んだつもりで何でもやってみよう♪】
怖いものなしになってしまうものである(●^o^●)
こりゃ~周りを固めて、息子を見守ってくれる人をたくさん作ろう♪
単純にそう思って、クラスのお母さんたち、隣のクラスのお母さんたち、父母の会の役員さんたちと仲良くなって、息子のことを言い振りまくった(^^)v
みんな、息子に興味を持ってくれて、温かく見守ってくれた。
しかし、行事の多い幼稚園。
行事のあるたびに事務長先生からいろいろ言われ←当時何を言われたか覚えていないが、そのあと泣いていたあたし(ーー;)【喉元過ぎると熱さ忘れるタイプなので(^_^;)】
結局、運動会や遠足、発表会などは息子にとってはとても苦痛な行事でしかなかった(ーー;)
でも、まわりのお母さんたちに慰められ、話を聞いてもらうだけであたしは救われた☆
息子は息子で、マイペースを貫き、好きなことをして過ごし、あるときは職員室で園長先生といよかんやみかんなどを食べて過ごしていたみたい(●^o^●)
2年間何とかがんばって通ったのは、いろいろ言いながらも受け入れてくれた幼稚園の先生たちのおかげである。
こうやって幼稚園での辛い時期は周りのお母さんたち、先生?に支えられながら過ごすことが出来た。
このあと、小学校へ行くか、養護学校へ行くか、進路を決めるのにひと騒動があったのであった・・・
そのお話はまた今度★