腹ごしらえをすませ、いよいよここからが本番!
やってきたのは「江戸東京博物館」ってとこ。


エントランスには、デッカイ縁起物の熊手が展示されていました。


ここ、常設展もなかなかおもしろそうなんだけど、まずは、開催中の特別展
『五百羅漢-増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信』へ。

この特別展がどうしても見たくてね。。。
だって、徳川将軍家の菩提寺として知られる「増上寺」に秘蔵される
「五百羅漢図」全100幅が、寺外で初めて展示されるんですもん!

しかも、幕末の江戸に生きた絵師・狩野一信(1816~1863)が、
10年の歳月をかけて描いた入魂の大作が一堂に介すとなれば、
それだけで見応え充分でしょ!

なかでも、私がとくに見たかったのは“地獄図”。

『第21幅 六道 地獄』

生前に犯した罪によって熱地獄へ落ち、煮えたぎる釜の中で苦しむ人々。
そこへ羅漢たちが現れ、錫杖(しゃくじょう)で罪人を救おうとする。

『第22幅 六道 地獄』

緻密な彩色で描かれた見得を切る羅漢たち。
ザーッと水墨で表される風。
その対比が鮮やか。
龍が吐き出す地獄の炎を、風で消し飛ばそうとしている。

いやぁ~~、どれもこれもかなりの迫力でございました。
ホントはもっとじっくりと見たかったんだけど、
あまり時間もなかったので、やや早足での鑑賞。
それでも、全部見るのに1時間以上かかっちゃった。。。


「五百羅漢-増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信」
http://500rakan.exhn.jp/