紅葉が見ごろとなった11月21日(日)。
『平成中村座』の歌舞伎公演を観るため、
先日に引き続き、またまた大阪城・西の丸庭園に行ってきました。
http://blog.goo.ne.jp/optimism-n_n-/d/20101113

西の丸庭園も紅葉が進み、紅葉写真を撮っている人も大勢いました。

今回の演目は「夏祭浪花鑑」。
前回の「法界坊」は、江戸を舞台に繰り広げられたお芝居ですが、
「夏祭浪花鑑」は、読んで字のごとく、大阪を舞台にしたお芝居です。

小屋に入ると、ちょうど“地車囃子”の賑やかな演奏が始まったところでした。

いかにも、大阪の夏祭りっていう雰囲気を醸しだす、ニクイ演出ですね。

“地車囃子”の演奏を楽しんでいると、
ほどなくして、あちらこちらから役者さんたちが姿を現すじゃありませんか!

まだ、開演前ですよ!

花道や通路を歩きながら、
「暑うおまんなぁ~」とか、
空いている席に腰かけては、
「どこから来はったん?」なんて、
お客さんに声をかけたり、握手したりしているうちに、
徐々に会場全体が夏祭りムード一色に!
会場が盛り上がってきたところで、そのままお芝居へと突入!

大阪が舞台とあって、台詞も大阪弁。


「夏祭浪花鑑」は、団七九郎兵衛、一寸徳兵衛、釣船三婦の3人の男が、
義理ある主人を守るために命を賭けるという物語。

徳兵衛の妻・お辰が焼けた鉄弓を頬にあてた後、
「こちの人の好くのは、ここ(顔)じゃござんせん。ここ(心)でござんす。」
といって自分の胸をたたくシーン。
もう、惚れ惚れしました。

数ある見せ場のうち、やはり前半のイチバンの見せ場は、泥湯の場面。

暗闇の中、舞台前面に本物の火を使った紙燭がいくつか置かれ、
真ん中には小さい泥の池、上手には井戸があります。

前列に座っているお客さんたちは、ビニールシートとカッパを着用。

そして、団七が、団七の舅・義平次に井戸水を投げかけ、
泥の池に足で沈める凄惨なシーンが!


そして、後半。。。



団七を殺人の罪で極刑にさせないために、
徳兵衛らがしくんで団七を逃がしてやるという、屋根の場面です。

なかでもクライマックスは、役人に追われる団七が街の中を逃げ回るシーン。

舞台の上には犬小屋ぐらいの家がたくさん置かれていて、
団七がやってくると、その家の後ろから大勢の捕り手が一斉に立ち上がり、
迫力ある立ち回りが始まります。

そして、会場の盛り上がりが最高潮に達したとき、
待ってましたとばかりに舞台の奥が開き、
その先には夜空に浮かび上がる大阪城が!

大歓声のなか、最後は団七と徳兵衛が大阪城に向かって架けられた太鼓橋を
駆け抜け、お城に向かってジャ~~~ンプ!

このフィナーレの演出には、参りました!!
素晴らしすぎます!!
もう、大興奮!!!


拍手喝采、スタンディングオベーションのなかのカーテンコール。


「法界坊」とは違った感動を味わうことができました。

本当に、観に行ってよかった~~~!!




「大阪平成中村座」
http://www.ktv.co.jp/nakamuraza/