能登ツーリングから戻ってきた明くる日の8月11日(火)。
早朝4時に起床。
南の方で猛威をふるっていた「台風4号」の進路が気になりつつも、
必要最小限の荷物を詰め込んだリュック1個を背負って、
始発の地下鉄に乗り込む。
向かうは、伊丹空港。

夏休み後半は、南の島『喜界島』へ流れて、島探検なのだ!

いつもなら、どんな小さな島でも、自分のバイクで行くところだが、
今回はちょっぴり横着をして、飛行機でビュン!

お盆休みの旅行に出かける人たちであふれ、空港はかなりのごったがえしよう。
余裕を持って到着したハズが、搭乗手続きに時間がかかり、
出発時間ギリギリに滑り込みセーフ。

いざ、伊丹から奄美大島経由で喜界島へ出発!


伊丹から奄美大島へは、およそ1時間30分。
そして、奄美大島から喜界島へは、わずか5分。
おそらく、国内最短の飛行時間だろう。

しかも、シートベルトの着用サインが「ポン」と鳴って消えると同時に、
再び「ポン」と鳴って着用サインが発令されるという、
なんともおもしろく貴重な体験まで味わえる。

↓に、証拠の動画が!
http://www.wachi.info/report/amami/hikouki.mov

いろいろと驚きに満ちたフライトを終え、
降り立った喜界島の空港はといえば。。。


まるで、小屋みたいな建物。

いいカンジじゃん!

空港でレンタバイクをゲットし、とりあえず、荷物を置きにお宿へ直行。

その後、スーパーで食料を調達し、近くの海岸でお昼ご飯。


『喜界島』は隆起サンゴ礁でできている島。
当然、砂浜はない。
サンゴの岩場を歩き、眺めのいいポイントで、
わくわくしながらご飯をいただく。

台風が去った直後もあって、澄み渡った空と海が、気持ちいいくらいに美しい。


お昼ご飯を食べた後は、お宿の方に教えてもらった「地下ダム」をめざす。

詳しい場所を教えてもらおうと、事務所へ電話してみるも。。。

「え~~っと。。。」
「どう説明したらいいのか。。。」
    (中略)
「とりあえず、「俊寛僧侶の墓」の前の道を、
 ず~っと、上がってきてください。」


なぜ、道案内ができないのか。。。
ほどなくして、その理由がよくわかった。。。

「俊寛僧侶の墓」はすぐに見つかったのだが、
そこから先がさっぱりわからない。


とにかく、道が迷路のようなのだ。
しかも、サトウキビ畑に囲まれていて、これといった目印がまったくない。


道行く人に場所を聞きながら、それでも迷いに迷って。。。

「そうですよね~」
「地元の人に説明するのは簡単なんだけど、
 島外の人にはむずかしいんですよね~」
とは、「地下ダム」の事務所の方。。。

とりあえず無事に到着できたので、さっそく「地下ダム」の見学。
ちょうど散水時期に入っているということもあって、案内係の方は不在。
事務所で「地下ダム」に関するビデオを見せてもらい、
その後、ビルの高さで4階ほど下に掘られた「地下ダム」のトンネル部へ突入。


文句なくカッコイイ!!

トンネルの長さは、366メートル。
トンネル内部はひんやりと涼しく、快適。

トンネルの中を歩き、下りてきたところと反対側の階段を上って
外へ出てみると、「地下ダム」の事務所に隣接して建つ
「農産物加工センター」に到着。

「農産物加工センター」では、胡麻製品などの製造風景を見学し、
さらに、保護蝶に指定されている『オオゴマダラ』の生育ハウスに
案内してもらい、その生体についてのお勉強まで。


『オオゴマダラ』の幼虫。
白黒の縞模様で、体側に赤い斑点が一列に並んでいるのが特徴。


『オオゴマダラ』のサナギ。
金色に光り、美しい。


『オオゴマダラ』は、ゆっくりと羽ばたき、風に舞っているかのように、
ふわりふわりと飛ぶ。
なんとも優雅な姿である。


再び、来た道を引き返し、「地下ダム」の事務所へ。
そこで、いろいろと島の情報を教えてもらい、次なる場所へと向かうことに。