祈る | THOUSAND WINDS

祈る

「よんでますよアザゼルさん」の8巻にて。
表紙が何かアザゼルさんが指を組んで、祈ってるように見えたから。
あの「純潔のマリア」の2巻の、魔女マリアのひざまづき、祈る姿にだぶって見えたから。
悪魔も神に祈るだろうか。
人間よりもはるかに救われる事はかなわない、
と言うか
絶対に神から赦しを頂けない存在であろうと思われるのに。
魔女マリアの場合も同様、
天上の教会ににらまれ、こちらも間違いなく、神の救いは望めそうもなく、
自分の力に頼るしかない。
久しぶりに純潔のマリアを読んで、
大天使ミカエルの名代、鳩のエゼキエルの絵を見て、
久しぶりにエゼキエルに戻ってみた。
天使も神の救いの対象外であることは、新約聖書のヘブライ人への手紙に載っている。
最初に読んだ時には激怒した私。
天使は神から救いはないなどと、一体どこの人間が決めたのか。
ある意味天使は既に存在自体、神から救われてると言えなくもない。
でも天使とて完全ではない。
悪魔すら祈るのだから、天使が祈ったっていいじゃん。
およそ救われる見込みのないものが祈る祈りが、
恐らくこの世で一番神聖で高貴な祈り。
どこだったかに載っていた話
ある取税人が神の御前で「罪人の私を、お許し下さい」と祈る。この祈りは聞き入れられた。
きっと悪魔ですら救われる、よって天使でも祈れば神のみ膝元に行けるのかも知れない。




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