反悟り | THOUSAND WINDS

反悟り

変えられないものを正しく理解する事。
それしか生きていく手だてはない。
変えられる範囲での彼岸、境界点に立つ事。
その向こうにあるかも知れない、理想郷を追い求めない事。
つまり
悟らず。
常に無理な事を永久回帰して、
常にその事によって
挫折を繰り返し
変えられないものであるからと
やめる事をしない。
宗教は違うわけだ、あれは分かる事を前提としている。
哲学は
およそ望み得ないものを望み、
答えの得られないものの答えを問う。
いつまでたっても結果は得られないし、
ただ無数の途中経過だけがあり、
ただ無数の挫折した結末だけが残る。
でも人は諦める事をしない。
宗教では既に解決済とされてる
真理についても
哲学ではうかつに答えを下さない。
救われる為に暫定的な世界解釈、検証不可能な事を解決済と見なす。
哲学は永遠に不可能な物事に対して、
挑戦し続ける行為だと思われる。