この狭い中に押し込まれた言葉よ | THOUSAND WINDS

この狭い中に押し込まれた言葉よ

たかだか20程度の詩が載っているだけの
2000円台する詩集が欲しいのは、
そんな限定された狭い中に押し込まれた
言葉が何かとてつもなくいとおしくて、
こんなブログとかのような、川の流れみたいに
よどむ事もなく
刻々と更新されてゆくみたいな
生命みたいな所にいる言葉なんかと違い、
ある種の墓碑銘のような感じに映るからだ。
だからと言っておいそれとは買えない、つい財布と相談してしまう。
つい新潮文庫の安い海外の詩集を集めてしまうが、
こいつもあたりはずれが激しい。
かなり覚悟を決めないとこうした2000円もする詩集は買えない。
ただでいくらでも優秀な詩が読める時代に、
あえてそんなたかだか20程度の言葉の塊を買うと言う事の意味について
考えてみる。
それがどう私にとって値打ちがあったろうか。
いつでもそれがすぐにでも読み出せるようになっているのかどうか。
携帯電話のメモ機能に一つだけ、
ある人の書いた詩をそのまま保存している。
それはいつでも読めるように、ブログと言う流れから切り出されたもの。
これが載った詩集なら、
私は2000円支払う事を惜しまない。