それからのルーキア | THOUSAND WINDS

それからのルーキア

本屋で見かけた誰の書いた本か知らない詩集、
その中に書かれていた詩のうちで、
やたら印象に残ったのがルーキア詩集。
何となく評論文調で始まる。
十字架教団とか拝牛教とかが出て来る。
大昔の石碑が見つかりそこにルーキアの詩がほりこまれていた。
ところがその石碑が発見されるよりも百年早く、
あるイギリスの詩人がそれとそっくりな詩を書いていた。
この前書いた時には、順番が逆だった。
つまり先に石碑が見つかり、そして後から詩人が出て来た。
今回のように考えるともはや詩人には盗作出来る余地はない。
よもや石碑の作者が真似をする事も出来ない。
それは一体何だろうか。
つまりそれは共時性、シンクロニシティ。
どちらかがどちらかかの原因になったわけじゃない。
それらは同時に起こる。
時間が隔たっていながら、
過去の出来事と深く結び付いている。
そうとしか考えられない。
つまり同じ源泉から時代を隔てて、同じく人類の遺産を共用している。
ルーキア、のちのルシフェルとなる名前、この稀有な詩でもって、
時を越えて私に働きかけてくるのは一体
何なんだろうか。