白い鳩がいた | THOUSAND WINDS

白い鳩がいた

白鳩は平和の象徴とか言われる。
どことなく神聖にも見える。
ノアの鳩も白鳩だった事にしたいらしい。
道端でえさを探してあちこちトコトコ歩く、ハトさんの団体さんの中に、
一匹だけ白いのが混じっていた。
完全に真っ白ではなく、所々ぶきが入っている。
ハトにすればあんなのは遺伝子異常に違いない。
まあ周りと違うしやけに目立つ。
あんなのは集団の中でもいじめにあって、村八分になってるんだ、かわいそうだなと
思うのは人間の勝手。
当の本人は何も考えず、周りも特に邪険にする事もなく、
他のうす汚いハトと一緒に、
何も落ちてない歩道のあちこちをひたすらつついて回ってる。
ある意味平和な光景、案外動物の世界じゃこんなもの。
ハトさんは鏡など見た事がないだろうから、自分が伝説の白鳩である事も知らない。
ガラスとかに自分の姿が映ったにせよ、
それが自分と言うものである事も分からないだろう。
そもそもたぶん何も考えてない。
何だろか、神に生かされてると言う感覚は、
このハトさんのそれに近いのではないかと思ったり