シュタイナーと池田晶子の本 | THOUSAND WINDS

シュタイナーと池田晶子の本

悲しいのはもう池田晶子さんも人から思想を探られる過去の人になってしまった事。
どちらかと言うとスピリチュアルの側に置かれる、シュタイナーの思想と、
池田晶子さんの生前の思想の類似点みたいなのを論じた本を立ち読みしてきた。
私てきにはあの人の本を直接読んだ方が早いとさえ思った。
どのみち読みづらいし分からないのであっても、
本人の書いた文章からは到底そんなあやしい西洋の心霊学者めいた人との
共通点など思いもつかない。
何か池田さん、だしにされたような感じを受ける。
池田さんと言えば、古代ギリシャ哲学、特にソクラテスと、
ヘーゲル哲学に詳しいと思っている。
でも多分に彼女独自の思想が展開されて、あんな学者風な哲学の話などない。
私が池田さんに特に共感するのは、言葉の力。
世界よりも前に言葉があった事。
言葉のゆえに知性なるものが生まれた事。
人間は何よりまず自分の頭で考えなければならない事。
言葉は単なるコミュニケーションの手段ではないし、
誰かの所有物じゃない。
言葉はそれら以上の、独立した何か、ロゴスのようなもの。
私がかつて池田晶子さんから受けた言葉のひとしずく。