いつぞやの太公望 | THOUSAND WINDS

いつぞやの太公望

まだ近所の貯水池でバス釣りが出来ていた頃の話。
当時かなりバス釣りにこっていて、その家からチャリンコで5分とかからないリザーバー、
町中の小さな「ダム」に出かけていた。
私らが力まかせで沖合いの方まで遠くにルアーを飛ばしてる間に、
どっかのおじいさんが岸近くに釣り針を垂れて餌釣りをしていた。
バケツ2つには魚が一杯入っていた。
どうやらブルーギルと言うやつを釣ってるらしい。
偏光レンズ付きのサングラスを持っていて、それ使って水中を覗いてみると
おじいさんの糸のあたりにわんさか、寺の境内のハトみたいに
ブルーギルがたかってて、
次々と釣られていった。
私の方はまるでボウズ、さっぱり釣れなかったが、
そのおじいさん、帰る前にその二つのバケツ、池にぶちまけて
釣った魚を逃がしてやっていた。
本気でそれってただの餌付けでは?釣りじゃなくって、
そう思った次第。
今日たまたまそこを通りかかり、釣りをしている人を見かけたので思い出した。