人はデジタル思考 | THOUSAND WINDS

人はデジタル思考

アイの物語の小説を読んで

むしろ機械よりも人間の方がずっとデジタル的、何でも二元論で考えたがる。
善でなければ悪だし、
幸せでなければ不幸だし、
裕福でなければ貧乏だし、
男か女か、
子供か大人か、
仲間かそうではないか、
YESかNOか、
すぐに決めたがる。
あいまいな数値が入り込むのを恐れる。
アイの物語の中のAIたちは、XとYの座標を持つ、
複素数で感情を伝え合う。
人間にはその機械たちの意味不明な数値の暗号が分からない。
またAIたちは人が気付かないような、「暗喩」を多用して
暗号のように使う。
それは「見るが分からず、聞いても理解出来ないようにするため」
であるかのような。
人間の脳の仕組みは、サルからどれだけ隔たっているか。
何でもあるとなしとでしか考えられない傾向は、
太古からの始祖の原生生物からのなごりだろうか。
いつか遠い未来に現れるかも知れない、ニュータイプ、
彼らはどうやって自分の感情を伝えるのか。
しょせんは私たちには分からないであろうが。