死神さんデスの(17) | THOUSAND WINDS

死神さんデスの(17)

「ほほ、そんな無理言わないでよ、初めっからこの格好で来たのよ。
あなたのその、可愛いネコの絵柄のノート、
それが契約帳でしょ?
それを奪って焼却すれば、契約なんてもとのもくあみよ。
さあ、よこしなさい!」
あんたしゃーしゃーとそんな恥ずかしい事、そうか、だからこの人悪魔だったんだ。
そうこうしてると、彼女、サクラさんは急に変身し始めました。見る間に悪魔みたいな格好に、
下着はそのまま皮のビキニに変わったみたいです。
黒い尻尾がついてて、頭に角がはえてる。
力づくで来るんだったらねえ、こっちにも手があるんだからね。
だてに死神なんかやっちゃいねえ、おっと、
いでよ、ゾンビさん!
「ゾゾゾゾ」不気味な音と共に、床からゾンビさん、計3体がはえてきました。
「ヴッ、何だこのくささは、尋常じゃねえ。お前ら二人だけで盛り上がってるけどな、俺もいる事を忘れんなよ、うっだまらん」
「何て卑怯な、このような汚らわしいものを出すなんて、
ああ、私の犬並みの嗅覚が耐えられない・・・
さすがね、今回はこれで退散したけますわ、ゴフゴフ、
窓開けて窓、ふう、
でも絶対忘れないことね、私が先客だってこと、薄汚い死霊遣いさん!ホホ~」
するとサクラさん、背中からコウモリみたいな、禍々しい翼出して、ベランダから飛び去ってしまいました。
正義は勝つのです、うん。
「なあこいつらはよどかせろや、鼻つまんでても臭いが染み込んで来るんだ、一体何だこの悪臭は?」
決まってんじゃん、それって加齢臭?
「年数たち過ぎやどあほ!」
でもってですね、なかなかゾンビさん帰ってくれないし、
部屋は汚すしで、丸一日部屋のお掃除させられました、テへッ。
ねえねえここの掃除、お手伝い呼んでいいかな?
「またゾンビかよ、かえって汚れるわ、アホ!」
ちゃんちゃんと、
長文化しましたね。