自分のオリジナルを見つける旅 | THOUSAND WINDS

自分のオリジナルを見つける旅

久々の小話。
とある未来のお話。
ある所にクローン人間の男の子がいた。
見た目は10代前半だが、クローンの為老化が進行しなかった。
もう随分と長くこのままの姿で生きて来たと思う。
話では新たに、クローン元のオリジナルの体より、DNAを採取しなおせば、年齢通りの姿に変えられるとの事。
それをまに受けてその年齢不詳のクローンの少年は、
自分のオリジナルとなった人間を訪ね歩いた。
例え見つかったとしても自分はしょせんコピーの身に過ぎない。果たしてDNAを分けてくれるだろうか。
この世の果てまで歩き続け、
ようやく手がかりをつかみ、
たどり着いたのはこの見晴らしのいい丘の上の墓地。
自分が生まれてから随分とたっていたらしい。
博士によれば、残された遺骨からでも、
DNAは採取出来るとの事だったが辞退した。
縁起でもないと思ったらしい。
それから彼はどうしたか、
彼自身のクローンを作った後、
自然のなりゆきに身を委ねた・・・
とあるクローン人間のお話。