朝ちょっとだけトイレに寄る | THOUSAND WINDS

朝ちょっとだけトイレに寄る

見える世界が変わる。
人がすいている。
ほんの数分遅れただけで、
日常ががらっと変わってしまう。
でもそんな時にはひたすら、
遅刻しないかどうかそればっかりが気になる。
人身事故なんかで電車が遅れた時も、
いつでもそうなんだが、遅刻の心配が
頭から離れない。そんなに何分かの違いで、
朝9時にたどり着けなかったことが
問題視されないといけないものなのかどうか。
バブルはなやかなりし時には、
フレックスタイムみたいなのがあって、
あれのゆるゆるな状態の時だと、
まず遅刻なんてものはありえない。
だからその頃延滞なんてものが無かった。
それ以前に今くらいに
人身事故とかで電車が遅れたりすることは
ずっと少なかった。なぜなんだろう。
とにかく途中の駅で降りることは最近ではまれで、
覚えているだけでも半年以上前だと思うが、
そんな時いつもと違う行動パターンを取っている
自分が何かほこらしげで、
日頃から何かおかしいと感じているような事から
解き放たれたような錯覚を覚える。
でもじきにそわそわしてきて、
会社に遅れるむねの電話をしたりする。
電車が遅れたりするのは、私のせいじゃないからね。
心の中でいつもそう言い訳を繰り返したりする