7日 箱根ルネ・ラリック美術館 オリエント急行ティータイム
これまで、旅行の行く先から内容を決めるのは
私がやって来たが
今年は妻や子どもたちが計画して
那須に１泊と箱根に日帰りの旅行となった
三番目の娘がカナダに留学中
他の家族で那須に行った
ちょうど車を買い換えたばかりで
初の長距離走行だった
その時行ったモンキーパークの写真を見て
また行きたい、というのと
藤城清治美術館に行ってみたいとのこと
那須までは我が家から車で
余裕を見ても2時間はかからない
5日朝、余裕を見て出発し
11時には最初の予定地
アジアンオールドバザールに着いた
蒸し暑かったが、かえってアジアっぽい感じがした
インド、ネパール、タイ、ベトナムなどの
エスニックなグッズを扱う店と
ガネーシャなどが飾られた庭
お香の匂いと現地の音楽で
独特の雰囲気を醸し出していた
昼はバリ風レストラン
ウブドレストランでナシゴレンやなにかを食べた
私は辛いバリ風ラーメンを食べた
レストランに入った直後から
雷が鳴り、ものすごい雨が降った
傘は持っていたが、出られないなと思っていたが
食べ終わったころ、少し弱くなった
タイミングを見て車に戻り、
次の目的地・藤城清治美術館に向かった
ずいぶん狭い道を上り、森の中にある
美術館に到着した
雨はちょうど小雨になり
傘がなくとも大丈夫なくらいになった
入り口から美術館の建物まで
森の中を進むと、途中に小さな教会がある
ステンドグラスは藤城清治の作品
子どもの頃、どこかで目にした影絵だ
館内は撮影禁止のため写真は撮れなかった
見応えのある美術館で、行ってみて良かった
「ケロヨン」が、藤城清治のキャラクターだとは知らなかった
まだ幼稚園か低学年のころ
どこかのデパートかなにかにきたケロヨンと
一緒に写っている写真があった
母によると、ケロヨンが予想外に大きかったため
怖くて逃げ回り、泣きべそをかいて
写っているそうだ
ぐるっと見て回るとけっこう疲れた
ミュージアムショップのカフェで
コーヒーを飲んで、少し休憩した
美術館の中がけっこう寒かったので
ホッとした
まだ3時を回ったばかりだったが
宿泊地のペンション・だんどりあんを目指し
那須街道を下った
タブレットのナビを頼りに、たどり着いた
ナビがなければ、一苦労だったろう
予定より早かったのでオーナーのMさんは
ちょっと慌てた風だったが
チェックインの手続きをしていると
身の上話が始まって、一時間も話し続けていた
やっと部屋に案内してもらったら
バラで統一された少女趣味のかわいらしい部屋だった
ディナーは牛のフィレステーキがメインの
とても美味しい料理だった
小鉢にたくさんの料理が出て
お腹いっぱいになった
夕食後は、日本対イタリアの
バレーボールの試合を見た
あと少しのところで負けてしまったので
最後まで目が放せなかった
6日は、ヒロシマの日
朝祈念式典の様子を見たあと朝食
おいしいブレックファーストだった
ペンションの前でMさんが写真を撮ってくれた
滞在中、かなり詳しくMさんの
波乱万丈の人生を伺った
いろいろ、勉強にもなった
二日目も、朝のうちは晴れていて暑かった
那須街道を上って、那須ワールドモンキーパークへ
前回来たのは8年前だが
外観は元々古く、変わらなかった
ケージの中のいろいろな猿を見て
今回も象に乗ることになった
本当に暑い中、人を乗せてぐるぐる回らされる
象と、人手不足で走り回っている
係の方には申し訳ない気がしたが
そのあとで、サルと触れあえるところに行って
エサを少し買って檻の中に入ると
サルたちはすごい勢いで
肩や頭に飛び乗ってきて
エサを食べに来た
これがけっこう楽しかった
三種類のサルと触れあったあと
ニホンザルのショーを見た
途中、猫も参加して
なかなか見応えのあるショーだった
劇場から出ると、雨が降り始めていた
急いで車に戻り、朝だんどりあんで教えてもらった
二代目一休という食堂を探した
食堂に着いたときには、降りられないくらいの
どしゃ降りだったが
庶民的な、昭和の料理を食べているうちに
ほとんどやんでくれた
お土産屋に寄って
帰りは那須インターから一気に帰ってきた
楽しい旅行だった
7日は、箱根のラリック美術館で
オリエント急行に乗るというツアーに参加するため
9:36の電車に乗った
青春18切符というのがあると
知り合いが教えてくれたので
それを初めて使っての日帰り旅行だった
最寄りの新白岡まで車で行って
乗り換えなしで小田原まで行き
箱根登山バスで山を上った
全部で3時間ほどでラリック美術館に着いた
先に来ていた長女夫婦と合流して
ランチを楽しんだあと、美術館を見学し
最後にオリエント急行でティータイムというツアーだ
美術館はこちらも見応えのある
素晴らしい内容だった
なぜオリエント急行なのかと思ったら
ルネ・ラリックが車内の装飾をしていたそうで
ガラスの美術品があしらわれた
美しい列車だった
ただ、普通の古い食堂車なので
エアコンがついていないため
車内はかなり暑かった
ここでも、着いたあと雨が振り出し
途中かなり降り続いたが
帰りのバスに乗る頃には
青空が見えるようになってきた
バスに乗り、小田原まで一時間
小田原から始発の東海道線東北線直通電車に乗った
横浜辺りまできたところで
北関東に大雨が降り、直通を取り止めると
放送が入った
とりあえず、品川で京浜東北線に乗り換え
今、大宮まで各駅停車で向かっている
帰れるかどうか
気象変動は、日常生活にも
影響が出始めている
楽しい家族旅行だったが
うーん、何時に帰れるかな？
