夏休みになったらやろうと思っていた「料理」を

週末に二回やってみた

本を見て、できそうなもの

おいしく作れそうなものを選んだ

土曜日にハヤシライス

日曜日にじゃがいものチンジャオロース

本を見ながら、本格的に料理をしたのは

生まれて初めてだ

 

一日目、ハヤシライスは

ビギナーズラックもあって

結構おいしくできた

以前誰かが言っていたが

包丁を使う手元が、老眼でちょうど見えにくい

外すと近視がダメ、すると老眼がダメ

慣れるのに苦労した

 

二日目は、一日目の反省を受け

下準備をしっかりやっておこうと思った

酒、醤油、塩、水、オイスターソース、

片栗粉を混ぜたものを先に作った

それから、じゃがいもの皮をピーラーで剥いて

千切りにした

皮がなかなか剥けず、ぬるぬる滑るので

カットするのも一苦労

じゃがいも3つを細く切るのに

数十分かかった

次はピーマン

半分に切って、中の種などをきれいに取り除き

また、細長く刻んでいった

 

 

おそらくここまでに1時間半位かかったと思う

途中、意識が朦朧としてきた時間帯があった

 

ようやく、千切りが終わって

肉の準備に入った

買ってきたのが、切り落としと書いてあったが

しゃぶしゃぶ用だったので

本に書いてあるようにはできないと

妻に言われ、適当な大きさにすることになった

始め、包丁で切っていたが

うまく切れないので、途中から引きちぎって

小さくした

そこに、塩二つまみ、胡椒少々、酒などをかけて

手で混ぜ合わせた

ぐちゃぐちゃな固まりになった

 

いよいよ火にかけるところまで来た

サラダ油をちょっぴり入れて

刻んだ大量のじゃがいもを入れて透明になるまで加熱

続いてビーマンを加え、ピーマンがつやつやするまで

かき回していた

一旦、火を止め、フライパンから移し

今度は肉を炒めた

固まりになっていたが、ちゃんとバラバラになった

なかなか赤いところがとりきれないので

妻が酒をちょっと入れて

フライパンに蓋をして、蒸してくれた

 

そこへさっき分けておいたものを戻し

しばらくかき回して

始めに作っておいた調味料をかけると

香ばしい匂いがしてきた

本にはなかったが、妻が最後にごま油を加えると

香りが良くなると言ったので

少し加えて、完成

ここまで休憩なしの2時間20分

5時半に始めて、8時になろうとしていた

 

食卓に移し、ビールを飲み

食べてみた

…何か薄味で、想像していたものとちがう

まずくはないが、ハヤシライスほど

おいしくなかった

 

ところで、夕飯を終え、片付けまですると

9時を過ぎていた

二日間とも、その頃には

疲れてとても眠くなってしまった

 

 

 

毎晩、夕飯が終わると

妻がテーブルで寝てしまっている

この時間になると、眠くて仕方ないと

よく言っていた

 

自分で料理をしてみて

料理は、休み休みはできないことや

立ちっぱなしで、

かなり疲れるということがわかった

慣れているとはいえ

妻は一度にいくつもの料理をしている

いつも手の込んだ料理を作ってくれている

 

今回、自分で料理をすると言ったら

妻は、自分が先に逝ったときに

困らないようにと、喜んでいた

 

それにしても

こんなことを、何十年も休まずに

やってくれていたのか

 

それに気づけただけでも

いい勉強になったと思う

 

感謝