私は昭和の悪い風習を受け継いで

家事らしい家事をしたことがない

小学生の時は家庭科があったが

中学では、男子は技術で女子が家庭科だったので

今までに、糸に針を通すくらいのことしか

習ったことがない

調理実習みたいなことをやったような気もするが

何を教わったかは覚えていない


結婚するまでは

母がすべてのことをしてくれた

結婚してからは

妻がやってくれている


これまでの人生の中で

料理の真似事みたいなこととして

カレーづくりやスパゲッティーづくりを、

子どもと一緒にやったことはあるが

ほんの数回だ

食事関係でできることは

皿洗いくらい


洗濯も、洗濯機に入れるだけだが

使い方はよくわからない

たまに遊びに行ったあと

汗だくになった服を

洗濯機に入れて、適当に回しているが

きれいになっているかどうかは

よくわからない


裁縫に関しては

結婚してから(する前からそうだが)

一度も挑戦したことすらない

一人でボタンもつけられない


赤ん坊の世話は

言われるままにやったことはあるが

自分だけで面倒を見たことはない


こういうダメ男は

昭和の時代にはたくさんいた

多分、妻がいなくなってしまったら

何もできないだろう

もちろん、いざとなれば、

何とかするではあろうが

今となっては反省している

少し時間ができたら、真っ先に

料理などに挑戦してみたい

(今だって、できるでしょ!と言われそうだが)



今日、たまたま中学校の家庭科の教科書を

見せてもらった

今の教科書というのは

私が子どもだった時や

教員をやっていた頃の教科書とは

まるで違っていて

きれいで、中身もとても充実していて

百科辞典や図鑑を見ているような

感じがした

パラパラとめくると

豚のしょうが焼きの作り方が

きれいな写真と一緒に

丁寧に書いてあった

これなら、自分でも作れそうだと

感動してしまった


私も一冊ほしいんですけど

本当に