音楽の話は尽きることがないので

今回は別の角度から

「昭和」に迫ることにしよう


昭和後半は、今思うと「テレビ」の時代だった

私が小学生だった40年代は

私自身は見たのはアニメくらいだと思うが

いくつか、私でも知っている

人気番組があった


ドリフターズ「8時だよ、全員集合!」は

そのあとブームがきた

お笑い番組の走りだったろう

バカふざけ、やりすぎのコント

下品なネタも多く、悪名高き番組で

当時PTA 連合会から

子どもに見せてはいけない番組という

レッテルをはられていた

しかし、加藤茶や、後から加入の

志村けんは、一つの文化にまでなっていた


ドラマでは、肝っ玉母さんとか

寺内勘太郎とか独特の人情ものが流行った


もう一つは、「青春」ドラマだ

「青春」は、昭和を象徴する言葉だと思う

中村雅俊主演の青春ものが

何作もあった気がする

それは、私より一世代上の人たちの話で

友だちの中でも上に兄弟がいるうちで

随分人気だったそうだ

主題歌は小椋佳の作品で

中村雅俊が歌っていた

6年生の時に好きだった女の子が

いい歌だよ、といって

何度も口ずさんで教えてくれた歌は

「夢の坂道は、木の葉模様の石畳

まばゆく白い長い壁」と

誠に一本調子で、

メロディも歌詞の意味も

さっぱりわからなかったのを

よく覚えている

(後で本物を聞いて、ああ、

こういう歌だったのか!と思った)


それと、友達にも大人気だったのは

石原裕次郎主演の刑事ドラマ

「太陽にほえろ」だ

このドラマも爆発的な人気で

大スターが誕生した番組だった

萩原健一(マカロニ)や

松田優作(ジーパン)の殉職シーンは

伝説にまでなった

また、このドラマのBGMは

大野克夫の作品で

刑事ごとにテーマ曲があり

どれも素晴らしい曲で

音楽的にも大変優れた作品ばかりだった

 


番外編としては

あの頃は、アメリカのファミリードラマみたいのも

結構流行っていて

奥さまは魔女なんかはとても人気があった

あれを見て、アメリカは違うなあと

子供心に思ったものだ