今年も各種選考の行われる季節となった

私の周りにも校長選考や管理職選考を

受験する方がいる

それらの方々には、やるからには

全力を尽くして、合格を手にしてほしいと

心から願う


校長になって7年にもなるが

私には、校長を務める資格があるのだろうか

今でも、疑問に感じている

東京都教育委員会は

私に校長としての資格があると認めるまでに

3年、3回の審査を行った


教員から、副校長になったときは

私は、自分の周りを見渡して

自分がやらなければならない時がきたのだと

府に落ちるものがあった

ああ、順番に

誰かが引き受けなければならない

そういう役割なんだな、と


教員時代と、管理職になってからは

転職したかと思うくらい

仕事の内容がガラリと変わって

それと合わせて、

昇進ということを、

働き始めて、初めて考えるようになった

副校長の仕事もやりがいのある

充実したものであったが

やっているうちに、

自分の考えで経営をしてみたくなっていった

(副校長には、「決定権」はまるでない

意見を述べることはできても

あくまで決定するのは、校長の役割だ)


副校長になって3年目から

校長選考を受験することができるようになる

本人の希望もあるにはあるが

自動的に、半強制的に

受験はさせられる

受験しない、という選択肢は

病気でもしていない限り

あり得ない

私も当時勤務していた区の

副校長仲間と一緒に受験することになった


校長選考は

一次が職務論文で、二次が面接だ

全受験者が

半分、半分と選別されていく

   (つづく)