優れた教員は

「7つの習慣」の最初の3つ

第1、第2、第3の習慣が身に付いている

自立した人たちだ

すなわち

「主体的である」

「終わりを思い描くことから始める」

「最優先事項を優先する」


私は50を過ぎて

ようやくこの様な態度を身に付けようと

努力し始めた

ちょうど副校長という

小学校の中では、最も業務量の多い仕事を

しているときだったので

それは、死活問題でもあった

もっと早くに、気づいていればと

今でも思う


勤務時間内にすべての仕事が終わることは

現在の「学校」にはないだろう

多少の時間外労働は

やむを得ない仕組になっている

これは、学校だけでは解決できない問題で

社会全体が変わらなければならない


実際、都の労働基準として示されている

月当たりの勤務時間外労働45時間以内というのは

現実的に見ると

大抵の教員は「それは無理です」と思ってしまう


7時45分に出勤して

勤務時間が始まるまでが30分

16時45分の勤務時間終了時刻を

実質上、休憩も全く取れぬまま迎え

18時45分までに

その日に集めたプリントのチェックをして

保護者に連絡をして

割り当てられた校務をこなして

次の日の授業の準備をして

などなどが一通り終えられるはずがない

それでも1日の勤務時間外労働時間が

2時間30分

これが20日で50時間

すでに、45時間は越えている

さらに、土日に数時間

仕事に来ている教員も少なくない

子供を保育園に預け

共働きしている教員も多いが

彼らは、学校でしかできないことをやって

あとは家で準備している



だが、教員の中には

仕事の質を落とすことなく

45時間以内をクリアできる人も一定数いる

先にあげた「自立した人たち」だ


  (続く)