横浜創英中・高の教育改革が

注目を集めている

現校長の本間氏は

ここ数年間、

以前、千代田区立麹町中学校で

大胆な改革を行った

前工藤校長と共に

今の社会に合う新しい教育を

実現するため、過去に例のない

斬新な改革を進めてきた

昨年度まで副校長だった本間氏が

特に力をいれたのが

教員の働き方改革だったそうだ


私立の学校なので

公立のような教員の入れ替りが少ない

それは、校風を維持するのに

良い面もあるが

逆に、新しいものを受け入れがたくなるという

難しさもある

特に、長年勤めた古株の教員は

良くも悪くも、固定的なスタイルが

完成していて、変化を好まない


そういう中には「悪習」のようなものも

少なくはない

本間氏は、根気強く教員との対話を続け

意識改革を進めるとともに

業務内容の見直しや削減に取り組み

たった数年で、教員の

完全週休二日制の定着と、時間外勤務を

ほぼゼロにすることに成功した

その事によって

教員の生活や気持ちにゆとりが生まれ

工藤校長が進めようとしてきた

様々な改革が現実化するようになった

教育内容の改革は、働き方改革と

一体的に進められたのだ


昨年、その学校で校長補佐として

カリキュラムの改革に取り組んでいた

現副校長の山本氏に来ていただいて

話をしていただく機会を得た

工藤校長とともに

あのような素晴らしい幹部たちが

一つの目的のため、力を結集し

対話を大切にしながら、丁寧に進めたからこそ

「超複雑なパズル」のような

教育課程の編成が可能になったのだろう

それでも、その改革の完成には

数年間の時間がかかっているそうだ


  (続く)