私の愛車は今年で20歳になるイタリア車だ

乗り始めて7年目になる

まさか自分がアルファ・ロメオに乗るとは思わなかったが

すっかり虜になってしまった

昨今、気候変動の関係で、世間からは

化石燃料の車へは冷たい視線が送られているが

なかなか手放せないでいる

 

イタリア車は故障が多いとか、メンテナンスが大変だという

ネガティブな印象が強いが

今の車は(20年前だが)、そんなにひどいことはない

外車なので、部品が手に入りにくく

例えば、タイヤとかバッテリーとかも

国産車よりも高くつくことが多い

さらにアルファは、オイルも重要で

3000キロ毎に交換することが推奨されている

イタリア人がそんなにまめに手入れしているとは

ちょっと思えないのだが、

オイル交換は、日本車の常識とは

異なるのかもしれない

若い頃乗っていた車は、一年に一回

ボーナスがでた後に換えるようにしていた

オイルを換えると、エンジン音が静かになり

回転がスムーズになったなあと

よく感じたものだった

アルファは3000キロで交換しているので

交換しても音が静かになったとかスムーズになったと

感じることはない

 

さて、去年の夏にオイル交換をしてから

恐らく3000キロ以上走っているなと気になっていた

交換には、普段専門の工場に持ち込んでいるが

前々回、一度だけオートバックスで交換したことがあった

昨日は早めに帰宅する途中

たまたま携帯に届いたメッセージで

オートバックスのアプリを開いてみたら

前回交換したときの情報が記録されていた

暗くはなっていたが、珍しく、6時前に帰宅したのと

月曜日は休肝日にしているので

オートバックスに行ってみることにした

 

案の定、土日でない、昼間でないので

待ち時間なしに交換してもらえることになった

車を3番のドックに入れてくださいと言われたので

移動して、車を降りると

交換してくれるエンジニアは外国の方だった

そういえば、前回交換したときも外国の人だった記憶がある

 

アメリカはもちろんの事、

ドイツにいた時も、

国内に外国人が普通に仕事をしているのは

当たり前の光景だった

例えば、日本では

中華料理のレストランでも、イタリア料理のレストランでも

シェフは日本人で、日本人好みの味付けにしてあるのが普通だが

大陸では、中華料理は中国人、インド料理はインド人、

イタリア料理はイタリア人がやっているのが当たり前だ

日本にも外国人の数は増え、

コンビニなどの店員さんは、日本語を勉強している

学生さんなどがやっていることが多くなったが

自動車の整備など、専門的な知識を有する

エンジニアが外国人であるというのは

まだ、ちょっと珍しい感じがする

 

担当してくれた方はインドか東南アジア系の方だと思うが

日本語も普通にコミュニケーションのとれるレベルで

丁寧な話し方、対応で好感度も高かった

エンジニアのような専門職が

外国人であってもいいなと思った

 

これから日本は少子化が進み、生産人口が劇的に減少していく

労働者不足が心配されているが、その解決策として

外国人労働者の登用に期待がかかっている

異文化との共生は、簡単なことではない

日本人は、これまであまり他国の人と共存する経験がなかったが

変化にうまく合わせる力は高いので

もしかすると、知らぬ間に

うまく共存できるようになっているかもしれない

 

それでも、まだ

日本に暮らす外国人の方はマイノリティで

差別的な扱いを受けることも多いそうだ

 

島国という立地条件で

大陸とは違う文化を築いてきた日本

これから、「日本」とか「外国」ではなく

地球に暮らす同じ仲間として

課題解決を図ることができるようになるだろうか