このところ、目まぐるしく気分が浮き沈みしていてキツい

そんな時、読売テレビ、日本テレビのアナウンサーで

現在、関西学院大学客員教授の

小西美保さんの話を聞く機会に恵まれた

アナウンサー・キャスターとして

1700人を超える要人や著名人とのインタビューを行った経験から

学んで来たことを、、

分かりやすくまとめてお話してくださった

集まっていたのは、全国の小学校長

その、学校の最高責任者という「立場」の人間が

特に気を付けるべきことを

三つに絞って話してくださった



1 「悩んでいる人には、マイナスの声かけが大事」

「どう、慣れた?」「うまくいってる?」と聞かれると

部下は、答えづらい

特に上司からの問いかけには、本心を答えられないという

辛い思いをさせがちである

上司がそう声をかける裏には

うまくいっていてほしい、元気でいてほしいという期待感が入っている

元気には見えていても、本当にうまくいっていない時は

元気じゃない、と説明するエネルギーがない 

小西氏は、自分がそのような経験をした中から

自分には全くそんな気がなくとも

相手にプレッシャーをかけていたということに気づいたという

それから、逆に

マイナスの同調(疲れてない? 大変だよね、のような)を

するようにしてみたら、悩み相談が来るようになったそうだ


このようなことは、自分が上になればなるほど、気づくのが難しくなる


2「否定の王様にならない」

「ここ、駅から遠くて不便だねー!」などと

否定の言葉から入る人にならない

特に、初対面の人には、壁を作ってしまうことにつながる

否定から入られると「そうですね」と答えづらい 

これは、雑談でよく出る

同様に、人の話を聞いている間、

腕組みをする人もネガティブに伝わる

立場が上になればなるほど、何かお気に召さないことでもと聞きづらい

「伝えている」「伝わっている」は異なるということは

覚えておかなければならない

自分をいくら正当化しても、受け手側がどうとらえるかは相手次第

できれば、悪く思われない方がよい


3「今は、隠さない人が支持される時代」

TV現場で、取材を通してつくづく感じる

今は隠そうと思っても隠しきれない時代

何か不都合なことが起こってしまったら

ごめんなさいと言ってしまえる人の方が

信頼を勝ち取りやすい

そして、マイナスをプラスに変えるポイントは、

隠したいところに隠れているのかもしれない


とても勉強になった

自分も知らぬ間に、変わってしまっているかもしれない