これは8年前、
父を故郷に連れ帰った時の写真
2015年9月20日のものだ
当時、父はまだ元気ではあったが
目がどんどん悪くなり
視界を失いつつあった
最後の帰郷となるだろうと誰もが思っていたが
このあと、コロナも来たせいで
叔母叔父が亡くなっても帰ることはなかった
写真に真っ赤な曼珠沙華が写っている
8年前から、年々温暖化は深刻なものになり
今年は彼岸近くになっても、日中の気温は30度を下らない
気候がこんなに劇的に悪化しているのに
彼岸が近付くと、あちらこちらで曼珠沙華が咲く
まさに彼岸花だ
今年は敢えて安定性を犠牲にしても変化を求めた
実際に、人の入れ替わりも激しかったためか
昨年まで当たり前に進められてきたことが
うかうかしていると、思いもよらぬ方向になっていることが
よくある今日この頃
最終的な判断や決済は私が下しているので
誰を責める訳にもいかない
が、
ここへ来て、それがかなりの負担になっている
今日は会議が終わったあと
突然、目の前に光の点滅が見えるようになり
目も回って、ちょっと慌てた
過去に経験はないが
あれは間違いなくストレス症状である
例年、この彼岸過ぎから
その年の、様々な問題点がクローズアップされ
それをいかに解決するかに
多大なるエネルギーが必要とされる
そんな時、自分の陣営に不安材料があると
思い切った戦略を打てなくなるだろう
問題は、それぞれが「自分事」として
捉えていないところか
自分一人にできることなんて
たかが知れている
それぞれが、主体的に「自分事」として
考え、判断し、行動し
それを情報として共有できるようにならないと
この、先の見えない時代
様々な課題を解決するのは難しいだろう
曼殊沙華は、私たちが忘れていようと
必ず時期が来ると突然顔を出す
赤い花が、突然姿を現す
ある日突然そのことに気が付き
いつの間にか今年も、
残すところあと3月となっていることを思い出す
学校の花壇にも
昨日、突然曼殊沙華が一輪咲いていた
植えた覚えのない
彼岸花が咲いていた