新聞の書評を見て、早速読み始めている
翻訳は、どうも嘘臭く見えるが
内容は、徹底した現代の「学校」批判で
読んでいるうちに、自分は悪いことをしているのではと
そわそわしてしまうような感じだ
そんな気持ちを覚えながら
いざ、現実の様子を見てみると
正に、学校は
学校という制度そのものが
破綻し始めていることがわかる
ただ、それに気付かずに
「なぜだろう? どうしてうまくいかなく
なってしまったんだろう?」と悩んでいる教師の
何と多いことか
狩猟採集民であったとき(人類の歴史の99%を占める)は
人は、今抱えているような悩みはなかった
農耕民になってから
現在、不幸の源になっているすべてが生まれた
物質的な豊かさはなかったけれど
人類は、自然とパーフェクトに共存し
仲間と競い合うことはなく
常に協力して、無駄なことはしなかった
子どもは遊びながら、生きるすべてのことを学んだ
近代、学校ができると
子どものもっている能力は潰され
ないものとされた
遊ばせることは罪だとまで言われるようになり
型に無理やりはめ込もうという
まるで、監獄に閉じ込めるような
悪を生み出すシステムと化してしまった
そして、その型に収まりきれない子どもたちは
発達障害と診断され、薬で脳内のホルモンをコントロールして
型に収めようとしているという
自分たちがやっていることが善だと信じているのだが
もしかすると、とんでもない過ちを
人類は犯しているのかもしれない
叫びをあげる、目の前の子どもたちを見ていて
そう感じている
現在の学校が崩壊するのは
時間の問題だ