今日は昨日に続いて、猛暑日になった
関東でも35度になった地域もあったそうだ
東京も暑かった
今日は、一日学校にいられて
比較的、ゆったりと自分の仕事を進めることができた
二人の職員と面接を行い
一人の職員の授業を見に行った
途中、学校外の仕事をいくつかこなし
土曜日の準備や、職員に説明するための準備をした
PCが調子悪かったため
ヘルプデスクに連絡をして、午後、様子を見に来てくれることになっていた
約束の時間が来て、修理担当の方がみえた
PCを見てもらっている間、珍しく
職員室のデスクで過ごしていた
自分の本来のデスクではないので
仕事は進められなかった
それで、職員室のデスクにあった新聞や資料を読んでいた
そうして、たまたま見つけたのが
現在の指導要領を完成させた合田哲雄氏のコラムだった
合田氏とは直接会ってお話を伺ったことも数回あり
名刺交換もさせていただいたこともある
大変穏やかな印象の方だったので
コラムに書いてある内容には強い違和感を抱いたが
やはり、それくらい熱い人でなければ
「明治維新級の改革」と言われる現・指導要領を完成させることはできなかっただろう
そのこととは別に、コラムを読んでみて、
ショックを受けた
そこには、現在、自分が悩んでいることの答えが書かれていたからだ
私のオフィスには、子どもたちはしょっちゅう出入りしている
毎休み時間に遊びにくる子もいる
ちょっとした遊び道具や絵本なども置いているが
それぞれの理由があって、校庭に遊びに行けなかったり
他の子と一緒に過ごすのに疲れてしまう子が来て
ソファでくつろいだりしていることがよくある
私は、ここ数年、教職員が子どもたちのように
校長室に来て、いろいろと話してきてほしいと思っていた
特に昨年から今年にかけては、
新しい改革に挑んでいるところで
職員との対話を楽しみにしているわけだが、
一向に職員が校長室にくることはない
なんで、来てくれないのだろう?
そんな風に、毎日、もやもやした思いを募らせていた
なんでだろう?
その答えが、今日読んだコラムに書かれていたのだ
ショックだった
なんで話に来ないのだろう?
みんな、意識が高まらないのはどうしてなんだろう?
話したいことは山ほどあるのに
だが、合田氏のコラムを読んでわかった
職員が来ない理由は
自分の中にあるということ
そんなことで、ちょっと落ち込んだ気分で
そのあとの時間を過ごしていた
夕方から保護者との会合が二つあった
全部終わったのが8時半を過ぎていて
会合の会場からオフィスに戻る際、
職員の一人が段ボールの空き箱をいくつも抱えて
階段を下りていくのを見かけた
こんなに遅くまで、ご苦労様だが
一体、その段ボールは何?
そんな気持ちで「〇〇先生、何やっているんですか?」と
ちょっと冗談交じりに、責めるような調子で話しかけた
するとその職員は、「子供のノートを見ていたんです」と答えた
それに「今年は(校長のせいで)
学年全員を見ていますので」と付け加えた
私は、こんなに遅い時間、
そんな段ボールを抱えてどうしたんですか?という意味で
「何やってるんですか?」と尋ねたわけだが、
彼女の答えは、「こんな遅くまで一体何をやっていたんですか?」
と責められたように聞こえた様子だった
私がトイレに行っている間に、
私には挨拶もしないで、逃げるように帰ってしまった
それを見て、私は合田氏の言葉を思い出していた