コロナが5類に引き下げられて

社会が一気に緩和にシフトしている

飲食を伴う会合は、基本的に自粛を強いられてきたが

ここへ来て、4年ぶりにしばりがなくなり

いわゆる大人数の「飲み会」が

いっぺんに解禁となった


昨日は、区の職員の自主研修会が行われ

そのあとに、4年ぶりとなる「反省会」が

とある割烹料理屋で行われた

みんながワイワイガヤガヤと騒ぎ

笑顔の耐えない、本当に懐かしい光景を目にして

何だかやっとここまで来たなあと

感慨無量の気分を味わった


私は主催者の代表側に座していたため

主賓にお酌にくる、絶え間ない列が

ついでに私のお酌もしていったので

久しぶりに楽しく、飲んでしまった


ああ、こうやってコミュニケーションをはかっていたなあ

こういう席でも、みんなとことん気をつかっていたなあ

元に戻ったなあ

などと酔った頭でぼんやり考えていた

適当な頃合いを見て

幹事が、そろそろなか締めのお時間です、と

耳打ちに来た

私は主催者を代表して、なか締めの担当になっていた


人生を振り返ってみて

年を重ね、役職が上がるにつれ

そういう席でのあいさつや締めの役割が回ってくるようになった

学生時代にそういう経験を

一切したことがなかったため

若い頃は、宴会の作法も何も知らず

パパパン、パパパン、パパパン、パン!なんて

みんなして、なにやってんだろう?と思っていたが

いつの間にか、自分がそんなことをやるようになっていた

(今でもその思いは大して変わっていないが)


酔いで舌も回らないような調子で

他大勢のヨッパライを相手に

適当なあいさつをして、

それではみなさんのご健康とご多幸を祈念して

三本でしめさせていただきます!

いよー!

と、勢いよく掛け声をかけた


時代が、こんなに変わっても

誰から教わったわけでもないのに

何だかよくわからない神事を

みんな自然にやって(やらされて?)しまう

そして、そこにいる人たちに

何だかよくわからない一体感も生まれている

やれやれ、と


ちょっと興奮ぎみに家まで帰りついたのは

11時を回っていた

二日酔いになるほど飲みはしなかったが

寝不足になるには十分なくらい遅い帰宅だった

今日は一日、自分自身が

使い物にならない感じだった


昨日を皮切りに

何と、来週は月曜日から日曜日まで

7日連続で「飲み会」が予定されている

日に二回、という日まである

その度にあいさつも頼まれている


行けば楽しいし、ビールもうまいのだが

4年ぶりという、慣れない体で

一週間持つのだろうか? 

ちょっと不安