(日光・東照宮)


「不親切教師のススメ」を書いた松尾英明氏が

オンラインセミナーに登場すると聞いて

すぐ申し込みをした

クリスマスの夜だったか、セミナーに参加

本に書かれていた話など、本人から聞くことができ

ますます確かに思った


新年度の方針は、あまりにも漠然としたもので

なかなかうまくまとめることができず

職員には、本の紹介をして、この本をテキストに

改革を行う、などとアナウンスだけしておいた


そのときの研究主任は、大変優秀な方で

読書家でもあったので、私が読んでいる本などは

ほとんど自分でも読んでくれている職員だった

そんなわけで、彼には私の考えていることが

とてもよくわかったのだろう

ギリギリに迫ったところで、副校長と相談しながら

「来年度の研究の方向性はこれでよろしいでしょうか?」

と、具体的な案をもってきてくれた

ビックリした

それは、まさに私がモヤモヤと考えていたことを

言語化したものであったからだ

そして、全体会で来年度はこうしますと

提案してくれた


残念ながら彼は、この春、定期異動の対象で

わが校を去らねばならなかった

同様に、片腕となって支えてくれた

副校長まで異動することになってしまった


悩みに悩んで、新しい研究体制をつくり

それぞれの責任者を選定した

一人一人と話をして、お願いしたのだが

頼まれた方は、一体何をするのか

ほとんどイメージできていない状態の職員ばかりだった

おまけに、今年は異動者が多く

主要な役割を担ってきた職員の半分近くが入れ替わることになった


新しい学校のようだった

このピンチは、本当に新しい学校にひっくり返してしまうには

ある意味、ちょうどよいタイミングともとらえられる

幸い、新しく来た副校長をはじめ

主になる先生たちは、プラス思考で受け止めてくれた



職員にとって何だかよくわからない、

「大改革」とやらを始めるのに

インパクトのあることをやりたかった

そこで、まずは松尾英明氏に学校に来てもらって

話してもらえないだろうかと思い

連絡先をネットなどで検索したが

残念ながら、連絡先はわからなかった

そこで、出版社に連絡して

事情を話して、連絡先を教えてもらえないだろうかと

お願いしてみると、親切にもきちんと対応していただき

連絡も取ってくださった

そして、OK がとれたところで

松尾英明氏本人にメールを送った

松尾先生は、すぐに返信してくださり

大変気さくに相談にのってくれた


何度かやり取りをして

年度始めの研究開きの全体会での講演を

約束してくださった

そうして決まったのが、まだ始まって2週間経たない

4月19日という日だった

松尾先生は、千葉県の公立小学校の先生なので

当然自分の学級も開いたばかり

それでも、私の熱いコールに応えてくださったわけだ