大雨の予報の中、ウォーキングを兼ねて原尻の滝とチューリップフェスタへ行ってきました。予報とは違い少雨と曇り空で傘もささずに歩く事が出来ました。
豊後大野市は9万年前、阿蘇山の巨大噴火により大火砕流を引き起こし、その痕跡が見る事が出来ます。
では私達が歩いた道のりを辿りながら、ご案内いたしましょう。
豊後大野市歴史民俗資料館
旧緒方町立歴史民俗資料館(昭和59年3月20日建築)を、そのまま利用され平成17年3月31日に豊後大野市歴史民俗資料館が設立されました。資料館では考古、古文書、民族、鉱石、化石など様々な資料を収蔵・展示しており、ふるさとの文化・産業の発展や先人達の知恵をまなぶことができます。
豊後大野市は平成17年3月31日に大野郡(三重町・清川村・緒方町・朝地町・大野町・千歳町・犬飼町)が合併し出来ました。
水清く大河の大野川に栄えた豊後大野市
江戸時代では大野川を主流に豊後岡藩と臼杵藩が利用されていました。また古代の様子が記録された「上記」(うえつふみ)が発見された場所でも有名です。
大野川支流から流れる町の小川は、水が清らかでウォーキングも爽やかに目に映ります。川底までくっきりと見え、唱歌の「春の小川」の曲
♪春の小川はさらさら流る。岸の菫や蓮華の花に、
匂いめでたく色美しく咲けよ咲けよと、ささやく如く、♪
と口ずさみながら歩きました。
水車が回っています。その昔暮らしのお米の精米や生活の動力として使われたものです。今や遠い昔の、懐かしい風景を蘇らせてくれます。水が豊富でであることは人々の暮らしを豊かに潤し、それが経済への発展と繋がっていったのでしょう。ですから江戸時代に臼杵藩や岡藩が、このお大野川を拠点に活躍していたことがわかります。
見て下さい。こんなに水が綺麗なのがわかるでしょうか。緒方のお米が美味しいのも、この水の恵みなのですね。
原尻の滝とチューリップ
ようやく原尻の滝へと近づいてきました。賑やかな音楽が聞こえています。
小雨の中、チューリップが色鮮やかに咲いています。
チューリップの向こうに見えるのが原尻の滝です。
日照りが続いたためか水が少ないようです。
原尻の滝は大野川の支流「緒方川」にかかる滝で、長さ約20m、幅約100m、上空から見ると美し弧を描いています。平常は穏やかに水は落ちますが、大雨になると水嵩が増え流れが激しくなります。切れ目なく落ちる滝は岩をすべるように流れ、その岩は大きな一枚岩であると言うことです。その岩は阿蘇溶結凝灰岩(あそようけつぎょうかいがん)と言う岩です。滝は平野部にあるため人々の生活を支え、歴史や文化、産業に大きく発展させてきました。原尻の滝は水の豊富さから豊後の「ナイアガラの滝」と言われていますが、日照りが続いたためか、水が少なく今日は残念でした。
原尻の滝の周辺を合散策しましたので。その風景をご覧ください。
岩肌が見ています。
この鳥居は水神様を祀っているのでしょうか。
喫茶店とお土産品売り場
いかがでしたでしょうか。今日は雨と曇り空のため撮影はいまいちですが、原尻の滝周辺の景色を楽しめたかと思います。