「モット・・・私、ひとみ・・・」「どうしたの、こんな夜に・・・」すでに深夜0時をまわっていた。突然、ひとみがモットの家を訪ねてきたのは、例のシーケイダ問題が世界中で公表され天地がひっくり返った様な騒ぎになった日の夜だった。「怖いの・・入っていい?」「いいよ、散らかってるけどよければ入って・・」モットはひとみを
部屋に入れた。彼の部屋は充分な広さのある1LDKでリビングは20畳はあった。ソファは真っ赤な革張りで
あったがセンスのあるインテリアだった。彼はマグカップを2つ持ってキッチンから戻ってき、それをテーブルに置いた。「コーヒーしか飲まないんで、これで我慢して・・・」彼はそう言うと一口、コーヒーを口にした。ひとみは話を続けた。「小林先生から電話が、あったの。」「なんて?」モットは二口目を口にして言った。コーヒーの湯気が口から出ていた。結構この部屋が寒いことがその時ひとみは気がついたが、ひとみは話を続けた。「あのシーケイダなんだけど・・タイマーが作動して地球に埋もれている何十億のカプセルが稼動し彼らが目を覚ますのが非常に近いと言う事が判ったらしいの・・」「やっぱりな・・」モットは予感していた様にそう答えると話を続けた。「前にも少し話したんだけど、この事は秘密にしていたんだ。実は彼らこそ地球人で、我々人類は他の星から来た異星人なんだ・・」ひとみはあまりの話にマグカップを落としそうになった。