ニールはジェレミーホテルの向かいのビルの屋上にいた。彼は屋上に愛用のスナイパーライフル1448をセッティングした。そして1448のスクリーンボタンを押した。ニールの目の前に801号室の様子が手に取るように現れた。1448はそのスクリーンボタンで一旦、ターゲットをロックしてしまえば追跡システムが作動しターゲットを100%確実にHITする事ができた。ただし、相手がシールドを装着している場合は手の打ちようがなかった。しばらくすると男が801号室に入ってきた。背格好はニールと同じくらい180cmは優に超えていた。「おいでなすった。」ニールはつぶやいた。次の瞬間ニールは息を呑んだ。ターゲットは自分と同じ顔をしていたからだ。「こ・これは俺じゃないか?」ニールはサイモンをスクリーンに呼び出そうとコールした。が、サイモンは出てこない。「おい、おいどうなっちまったんだ・・・俺は俺を殺さないといけないのか?」ニールの額に緊張の汗が一筋伝った。シールドに雨の叩きつける音が一段と大きくなった気がした。「ニールおいどうするんだ?自分で自分を殺すのか?おいお前はいったい誰なんだ?」ニールは混乱した。過去に自分がこの世から抹殺した人物の顔が次から次へと目に浮かんだ。彼らがニールに言った。「お前はプロのヒットマンだろ。何を躊躇しているんだ。お前は与えられた任務を確実に遂行することだけを求められているんだ。それがプロと言うものだろ!」ニールは叫んだ「そうだ、それがプロの仕事だ!俺は自分を殺す事に躊躇しているんでは無い。ただ、ただ・・・」ニールのスナイパーライフルが火を噴いた。