THE DRAGON FLY 最終章3そこは、静寂の世界だった。和美は琢磨の顔を覗き込んだ。琢磨は眠っている様だった。「琢磨!起きて」和美は琢磨にささやいた。涼しい風が琢磨の頬にあたり琢磨は目を覚ました。「こ・ここは?」「判らないわ・・・でも誰もいないの・・・・」夕焼け空の様な真っ赤な空が一面を覆っていた。涼しい風が吹いていてとても居心地が良かった。二人は抱き合ったまましばらく真っ赤な空を眺めていた。彼らにはその時間が永遠に続く様に感じられた。